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教育・研究
[学生記事] 川口ゼミが謎解きゲームから“南スーダン救出作戦”を学ぶ!
2025.01.16
東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。
今回は、「国際協力・国際援助研究ゼミ」(川口智恵准教授)に所属しているワースタの廣瀬真樹より、ゼミでのPBLについてのレポートをお届けします。
11/20(水)、グローバル・コミュニケーション学科の専門応用演習(川口ゼミ)にて謎解きゲーム「国境なき医師団×タカラッシュ 南スーダン救出作戦〜答えは変えられる〜」(南スーダン救出作戦)を実施しました。
まず事前の講義で、「国境なき医師団(MSF)」とはどのような組織か、「世界で一番新しい国(南スーダン)とはどんな国か?」を学び、次にいよいよ南スーダン救出作戦に挑みました。このゲームは、MSFの理念「答えは変えられる」をもとに、120分という時間制限の中でミッションをクリアしながら、できるだけ多くの避難民を見つけ支援することを目指したものです。
このゲームではSNSを活用し、住民からの情報提供や答えの正誤を確認しながら進めます。ゼミ生は2班に分かれて役職を決め、それぞれが役割を果たしながら作戦を遂行しました。また、川口ゼミの4年生2名が各班の進行をサポートしてくれました。


公式LINE 南スーダン救出作戦【オンライン版】から引用
緊急人道支援の現場を疑似体験し、限られた時間の中で発生する様々なミッションをクリアしながら進めます。プレイヤーは医師やロジスティシャンなど異なる役職を担当し、それぞれの課題に取り組みます。役職ごとに情報共有や次の行動の判断が求められ、実際のMSFの発信情報を活用する場面もありました。


ミッションには、実際の人道支援に基づいたものや謎解きのような課題もあり、難易度によって救出できる人数が変動します。地図を駆使して避難民の場所を特定し、ミッションをクリアすることで「希望の種」(ミッションクリアポイント)を獲得します。


講義の最後には、2つの班で獲得ポイントを競い合いました。

今回の南スーダン救出作戦では、時間制限の中で役職ごとに協力しながらミッションをクリアすることが求められました。その中で、私たちは他の役職のミッションに支障が出ないように慎重に連携しながら進めました。しかし、私たちの判断とMSFの判断方法には違いがあることや、緊迫した状況下で、いかに多くの避難民を救出することが難しいかを今回の講義で深く理解することができました。
(取材・撮影・執筆/ 廣瀬真樹)