Academic Life & Research
教育・研究
八塩ゼミ×TOKYO FM産学連携、音楽ライブを盛り上げる企画アイデアを提案
2025.10.08
東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。
現代経営学部の「マーケティングとメディア研究ゼミ」(八塩圭子教授)では、中高生に大人気のTOKYO FM/JFN『SCHOOL OF LOCK!』と産学連携し、同番組主催の音楽フェス『マイナビ閃光ライオット2025』を盛り上げるプロジェクトを進めています。
6/30(月)、TOKYO FMのプロデューサーらを招き、ゼミ生が企画したイベントブースの提案を実施しました。

八塩ゼミが取り組んでいる課題は、『マイナビ閃光ライオット2025』を盛り上げるブースの企画・実施。
ゼミ生たちはTOKYO FMにご協力いただいて「夏フェス」に関するアンケート調査(N=285)を実施。
その結果をもとに4チームに分かれて企画を検討、プレゼンテーション当日には『SCHOOL OF LOCK!』のプロデューサーを務める株式会社エフエム東京の藤岡泰弘氏と株式会社サウンズネクストの椎村俊哉氏らをお招きし、各チームが熱意のこもったプレゼンテーションを行いました。
1チーム目は「閃光夏祭り」というコンセプトを掲げ、出演アーティストにメッセージを届ける施策と写真撮影スポットを提案。

Z世代の「DIYブーム」についてTikTokでバズっている事例などを提示して紹介しながら、メッセージ入りの応援グッズ(オリジナルうちわ)を手作りでき、かつ夏祭り風の背景で写真を撮って思い出に残せるブースを提案しました。
2チーム目も「思い出を記憶だけでなく形に残す」「アーティストへの応援メッセージ」という2点に着目。
アーティストへのメッセージを紙飛行機に書いて飛ばす「紙飛行機チャレンジ」という体験型イベントと、非日常的なデザインのフォトスポットを備えたブースを提案しました。

3チーム目は視点を変え、「汗ゼロ学園放送室」という架空のラジオ番組をテーマにしたブースを提案。

「イベントを盛り上げるとともに来場者のお悩み解決にもつながるブースにしたい」というTOKYO FMからの依頼や、アンケート調査での「困りごと」として挙げられた声、意外なグッズの需要を踏まえ、熱中症対策グッズのプレゼントや冷感アイテムの体験と写真撮影が楽しめる放送室風ブースのアイデアを提案しました。
さらに4チーム目は趣向を変えて、「音楽フェスのワクワク感をオリジナルグッズでも表現する」という目的で「おみくじ×ラバーバンド」の企画を提案。

おみくじの内容をターゲットである中高生に響くメッセージにすること、ブースからおみくじまで統一したデザインで展開することなど、生成AIを駆使したアートボードを提示しながらプレゼンテーションしました。
どのチームも、ブースの装飾や使用するグッズの制作期間やコストのデータも揃えた現実味のある提案を行い、藤岡氏や椎村氏からは「こんな提案は社会人でもなかなかできない」と嬉しいコメントが。

「どの企画にも良いところがあり、できることなら1組だけを選ぶのではなく、各チームの良いところをうまく取り入れたブースにしたい」(椎村氏)ということで、発表当日に提案があったアイデアを、一旦すべて持ち帰っていただくことに。
実現性の検討や現場の状況調整を行い、翌週の7/7(月)にTOKYO FM側からの逆提案がありました。

残念ながら、コンセプトやデザインをそのまま採用とはならなかったものの、「会場を盛り上げる多色展開のオリジナルライブグッズを作る」「アーティストへのメッセージを壁に貼るブースを作る」「熱中症対策のアイテムをプレゼントする」「学校風の装飾デザイン」といった学生たちの企画やアイデアが多数採用されました。
さらに、ブースの面積を当初の予定の2倍に拡張し、より良い位置へ変更するという嬉しい報告も。
椎村氏による提案の後には、企画の詳細について学生や八塩教授との確認・意見交換が活発に行われました。

また、追加のお題としてブースのデザインや新規のグッズアイデアについての依頼があり、ゼミ生たちはその場で速やかにディスカッションを開始。


イベントをより楽しく、より盛り上げる企画にするアイデアを求めて様々な先行事例を探しつつ、白熱した議論が交わされていました。


『マイナビ閃光ライオット2025』の本番は8/7(木)。
八塩ゼミはTOKYO FMの皆様と共に準備を進め、当日のブース運営にも参加してイベントを盛り上げました。
その模様も、近日中にご紹介しますのでお楽しみに。