Academic Life & Research
教育・研究
文化、宗教、食、サブカル・・・「モンゴル」を多角的に研究&発表!フィールド文化研究ゼミのTOGAKU SHOWCASEイベント
2025.10.08
東洋学園大学では、都心の立地や大学の持つ様々なりリソースを生かした「TOGAKU PBL」(PBL=課題解決型学習)を積極的に推進しています。
7/21(月)~24(木)、グローバル・コミュニケーション学部の「フィールド文化研究ゼミ」(中村知子専任講師)3年生が、1号館1階のTOGAKU SHOWCASEで「モンゴル」をテーマにしたポスター展示イベントを行いました。


同ゼミでは、国内外でのフィールドワーク・フィールドスタディを通じて、世界の多様なトピックについて文化人類学的な視点から調査・分析を行っています。
今年の春学期は「Mongollia×○○!?」をテーマに、モンゴルの文化研究を実施。
5月に「ハワリンバヤル2025」(日本最大級のモンゴル文化フェスティバル)でのフィールドスタディを実施するなど、ゼミ生一人ひとりが「これまで研究者が明らかにしてこなかったテーマ」を探し、調査分析を行ってきました。
ハワリンバヤルでのフィールドスタディの模様はこちら
モンゴル文化を体験する。ハワリンバヤル2025 フィールドスタディ報告|東洋学園大学公式サイト
https://www.tyg.jp/research/detail.html?id=25945
今回のSHOWCASEでは、各自の調査結果を多くの人々に公開するため、ポスター展示を実施。
7/21(月)には、ポスタープレゼンテーションが行われました。

研究のテーマは、モンゴルの社会・文化・宗教をはじめ、食、ファッション、サッカー、e-sportsやヒップホップ、メイクといった近年のカルチャーまで、幅広い分野を網羅。

YouTubeの動画を素材に「遊牧民の食の変化」を調査分析した報告や、モンゴル語のラップ音楽に込められた社会的・政治的メッセージの言語的分析、ジェンダーとメイク、美に対する価値観の現状調査など、新規性の高い研究も多く、興味深い展示イベントとなりました。

教職員や学生、来学者が足を止めていたポスター展示
指導を担当する中村講師のコメント:
3年生春学期の“フィールド文化研究ゼミ”では、フィールドワークからテーマ設定、先行研究の検討、データ分析、成果発表に至るまで、一連の研究プロセスを、実践を通じ学ぶことを重視しました。学生たちが取り組んだテーマの中には、教員の想像を大きく超えるものもあり、私自身も大いに刺激を受け、楽しみながら指導することができました。短い期間でありながら研究に真摯に向き合ってくれたゼミ生を、心から誇りに思います。
秋学期からはいよいよ卒業研究に向けて、それぞれが自分の「好きな」フィールドやテーマで探究を進めていきます。春学期で培った学びを活かし、実りある卒業研究へとつなげられるよう、引き続き指導に努めていきたいと思います。私自身も、彼らの研究の成果を今から楽しみにしています。