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警視庁職員が語る「地域に密着した安全」の現場とやりがい。「地域ではたらく」ゲスト講義

産官学連携,人間科学

2026.01.19

人間科学部の「地域ではたらく」(宮園久栄特任教授)では、公務員やNPO、福祉や司法など様々な領域で活躍する人々をゲスト講師に迎え、地域を支える仕事について学びます。

12/8(月)には、警視庁職員をゲスト講師として招聘。

東京都の警察組織である警視庁について、その組織の概要、多岐にわたる職種、そして生活安全部の地域に密着した仕事内容についてお話を伺いました。

授業冒頭では、ゲスト講師が大学卒業後に半年間の警察学校での研修を経て交番勤務を経験し、さらに現在も籍を置く生活安全部から世田谷区役所に派遣されるまでのプロフィールを紹介。

続いて、東京都の公安組織である警視庁は、10の方面本部と100以上の警察署で構成され、5万人に近い職員が働く巨大な組織であると説明しました。
組織内では、地域警察(交番勤務や自動車警ら隊 等)、交通警察、警備警察、刑事警察、生活安全警察、公安警察、匿名・流動型犯罪グループ対策本部などの警察官に加え、警察活動を支える警察行政職員が働き、都民の安全を守っていると語りました。

そんな多岐にわたる職種により、「(キャリアの)選択肢が多いこと」が警視庁で働く強みと語るゲスト講師。
セクションが多いことで誰でも輝ける場所をみつけられ、努力次第で希望の職種に異動することも可能であると強調しました。
また、人材も豊富なことから、働きやすさについても言及。
職員のキャリアステップや、妊娠・出産・育児に関する制度の充実についても、具体的な例をあげて紹介していただきました。

授業後半では、ゲスト講師が所属する生活安全部の仕事内容について詳しく説明。
関係機関や団体、防犯ボランティア団体等と連携し、「都民が安心して暮らせる街づくり」を推進し、犯罪の検挙防止に取り組んでいるそうです。

また、警視庁が情報発信するツール「デジポリス」アプリの認知について、学生に質問。
アプリに搭載された「犯罪発生情報のお知らせ」「痴漢撃退機能」「防犯ブザー」 、「国際電話番号ブロックシステム」の機能について解説し、活用と周知の協力を呼びかけました。

授業の終盤、警察の仕事は「やりがいしかない仕事」と語ったゲスト講師。
「人の生活、生命を守る仕事」であり、「内勤であってもすべてそこにつながる仕事だと認識して、日々勤務している」と現場の使命感を伝えました。
現在、派遣中の世田谷区においては、 世田谷区の職員として、区内警察署と連携して「犯罪ゼロ」を目指した「防犯教室」や、「謎解き」防犯イベントに携わり、地域の防犯力向上に努めているとし、授業を終えました。

学生からは「警察勤務で休みに呼び出されることは?」「警察官採用は何歳まで?」などの警察に関する質問から、「世田谷区の防犯イベントの情報発信方法は?」など、世田谷区の仕事についても質問があがりました。
さらに「デジポリス」アプリに載せた方が良いコンテンツのアイデアを提案する学生も。
学生たちにとっては、身近な地方公務員として、警察の職種に興味を持つことができた貴重な機会となりました。