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教育・研究

人間科学

9名が心理、スポーツ、地域社会に関わる卒業論文・ゼミ論文を発表。人間科学卒論発表会

人間科学

2020.02.13

1/30(水)、人間科学部の「2019年度卒業論文発表会」を実施。
9名の学生が登壇し、心理、スポーツ、地域社会と幅広い研究分野の卒業論文とゼミ論文の発表が行われました。

発表会は、子どもの言語発達にテレビやスマートフォン等の電子機器が及ぼす影響についての論文発表からスタート。

スポーツと日常における「怒り」の感じ方と対処方法の違い、大学生の自己認知についてといった若者の心理に関する調査・分析、気温が犯罪の増加・減少に影響するかどうか、首都直下地震に対する横浜市民の意識の低さ、一人っ子と兄弟っ子の違いなど、社会の様々な問題を独自の視点で研究した論文が相次ぎました。
新4年生や教員との質疑応答も活発に行われ、学部長の阿部 一教授からも「日常から発生した疑問や研究が多く、着眼点が面白い」との講評がありました。

オンラインカウンセリングの課題と効果を検証し普及を訴える発表も

また、4月から大学院に進学する学生2名の論文発表も行われ、筑波大学大学院で記憶と行動について研究予定の学生は、犯罪と記憶に関する実験結果と分析を発表。

田園調布大学大学院に進学し公認心理師を目指す学生は専門病院の協力を得て病的賭博者の認知についての調査分析を行い、どちらも今後のさらなる研究の発展が期待される内容でした。

2019年度 卒業論文発表会(人間科学部)

■発表者・論題(発表順)

石井 華奈
論題:幼児前期の電子機器接触と言語発達の関連

秋葉 紘希
論題:スポーツと日常の怒りについて~テキストマイニング分析を用いて~

大河戸 和将
論題:凶器と注意に関する研究

大場 直昌
論題:気温と犯罪の関係性

酒井 裕明
論題:病的賭博者の偏った認知についての調査研究

鈴木 一樹
論題:首都直下地震に対する横浜市の取り組みと横浜市民の意識

長島 未佳
論題:大学生における自己認知と自己像の関連 ―エゴグラムとバウムテストによる検討―

原田 遼
論題:文章と映像における感情評価の相違 ―オンラインカウンセリングの今後の展望について―

宮崎 祐翔
論題:一人っ子と兄弟っ子における人間関係の差異 ※ゼミ論文