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本庄ゼミがベルギーの家具メーカー・SIXINCHジャパンへSNSマーケティングなどを提案。実現に向けて動きだす

産官学連携,現代経営

2021.06.14

現代経営学部の「マーケティング戦略/プロジェクトマネジメントゼミ」(本庄加代子准教授)では、この4月よりベルギーの家具メーカーの株式会社SIXINCHジャパンと産学連携プロジェクトを実施しています。

6/7(月)、同社の佐々木勝氏(ゼネラルマネジャー・取締役統括部長)と野田季由氏をお招きし、ゼミ生が同社の課題に基づきながらブランド戦略を提案しました。

ゼネラルマネジャー・取締役統括部長 佐々木勝氏

本庄ゼミの3年生は今回のプレゼンテーションに向けて、4月のキックオフから約1カ月間に渡って同社のブランディングについて調査・研究。
同社がデザインを担当した本郷キャンパス4・5号館の新エントランスや、キャンパスからすぐ近くにある同社のショールームを見学し、実際にプロダクトに触れながら戦略を練り上げました。

キックオフの様子

当日提案を行ったのは4チーム。
「インフルエンサーを使った若者向けBtoC戦略」「TikTokを活用した若年層向け動画製作とその拡散」「BtoBをターゲットとした営業戦略強化施策」「同社の商材の魅力をより身近に感じられるブランドアイコンの企画制作」と、それぞれ全く異なるアプローチの提案を行いました。

調査・分析の結果から具体的な施策提案まで完成度の高いプレゼン(写真は本庄ゼミの佐々木翔伍さん)

各チームとも資料をしっかりと作りこんで堂々とプレゼンテーションし、質疑応答や意見交換もスムーズ。
審査を担当した佐々木氏や野田氏、本学入試広報センターの本部長、広報室部長らからは、「甲乙つけがたい」「どの提案も実現させたい」という声が上がりました。

佐々木勝氏と本庄ゼミの本多千草さんとの質疑応答

TikTokによる認知拡大を狙う企画をプレゼンする本庄ゼミの福満響子さん

学生間でも意見が飛び交う…質問する本庄ゼミの濱田龍希さん

中でも、同社の課題感にフィットし、高い評価を得たのが、BtoBの動画製作による営業力強化案。
もともとBtoBビジネスを多く手掛ける同社の強みと、コロナ禍で展示会や営業活動が難しくなっている状況を踏まえたうえで、営業プロセスやAIDMAモデルを踏まえた分析に基づいた提案を行い、佐々木氏からは「(SIXINCHの)若手社員の提案のよう」との嬉しい感想をいただきました。

BtoBの営業プロセスを説明し、提案の意義を主張する本庄ゼミの鈴木悠作さん

「実家が旅館を経営しておりBtoBが身近だった」と語る鈴木さん

本庄ゼミでは今回の提案内容を踏まえ、さらに同社のブランディングについて研究・実践を進めていく予定です。