Academic Life & Research
教育・研究
NYのカルチャー・ツアーを学生たちが独自の視点でリサーチ&研究、旅行代理店勤務の卒業生に発表
2021.12.20
2/15(水)、英語コミュニケーション学科の「グローバルPBL1」(松本美千代教授)にて、「アメリカ・NYでカルチャーを深堀するスタディ・ツアーを企画する」というテーマでプレゼンテーションを実施しました。

「グローバルPBL」は、学生たち自身の関心や興味に基づいてテーマ別プロジェクトの内容を計画し、グループワークを行うProject-Based Learning(問題解決型学習)が特徴の科目です。
学生たちは4名ずつ3チームに分かれて「建造物」「美術」「映画のロケ地」といったテーマを自分たちで設定。
本来はNYでの学外研修を実施予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて中止となったため、「オンライン・ツアー」に参加するなどインターネットを活用したリサーチを行ってきました。
最終プレゼンテーションには、ゲストとして本学の卒業生・稲益理恵氏と、英語コミュニケーション学科の小林広直准教授、宮房寿美子専任講師が参加。
株式会社HISの教育旅行事業グループに所属する稲益氏からは、各チームの発表に対して現場目線での講評をいただきました。

発表に参加した学生と松本美千代教授(前列右端)、卒業生の稲益理恵氏(前列右から2人目)
まずは「建造物」チームが、マンハッタンの高層建築や橋、セントラル・パーク、教会といったNYの名所について、動画を活用しながら由来や背景、最新情報などの紹介を行ったほか、マンハッタン島の地図と各エリアの特徴についても解説しました。

続いて、「美術」チームは、NYの美術館やパブリックアートについて紹介。
スライドの見せ方を工夫して美術館を歩いているような雰囲気を出しながら収蔵作品の紹介をしたり、パブリックアートにまつわる行政の取り組みや社会問題に触れたりと、多方面からNYのアートについて発表しました。

最後に発表した「映画のロケ地」チームは、『スパイダーマン』、『ゴーストバスターズ』などメンバーそれぞれがNYを舞台にした映画と、そのロケ地について発表。

気軽に立ち寄れる公園やカフェ、レストラン、公立図書館やタイムズスクエアといった観光地としても人気の高いロケ地について、映画の名シーンとともに紹介しました。
各チームの発表後には、稲益氏から旅行会社のプロならではのコメントが。
「見えない商品」である旅行を紹介することの難しさとターゲット設定の重要性など大変参考になるお話を伺い、授業後も学生からの質問にお答えいただくなど先輩としてアドバイスを頂きました。

「学生たちの頑張りもあり、全く新しい観点でアメリカやニューヨークという都市文化の研究やリサーチを実施することができ、またそれをプレゼンテーションすることによってコロナ禍ならではの表現力や思考力の教育的成果も得られました。今回は現地には行かれなかったものの、実際に現地に行ったらとても周り切れない名所の数々をスライド上で共有することができ、『行った気になる』盛りだくさんのスタディ・ツアーとなったことは思わぬ収穫でした」(松本美千代教授)