Academic Life & Research
教育・研究
障がい者スポーツクラブやマラソン大会のマネジメントを研究!田蔵ゼミ3年生の研究発表会
2022.02.09
1/11(火)、スポーツマネジメントについて研究している人間科学部の田蔵ゼミ(専門応用演習・田蔵奈緒准教授)の3年生による研究発表会が行われ、スポーツクラブのマネジメントやマラソン大会の運営についての発表が行われました。

同ゼミの学生たちは、チームごとに地域のマラソン大会、Jリーグのチーム(川崎フロンターレ・FC東京)、障がい者スポーツ(ブラインドサッカー)チーム、本学の硬式野球部といった研究対象を設定。実際に活動に参加したり、ボランティアとしてイベント運営に関わったりと現地での実践・調査を行って、スポーツビジネスやスポーツマネジメントの観点から分析・発表を行いました。
ブラインドサッカーチーム「Nogizaka Knights」の活動に参加し、チームの運営課題についてSWOT分析を行い考察したグループには、田蔵准教授から「何度も足を運び、内情を理解したうえでの分析ができている」との評価が。

次のグループは、ターゲットが異なる2種類のマラソン大会にボランティアとして参加し、3C分析を使って大会ごとの特徴を比較研究。
同じくマラソン大会をテーマにボランティア参加をした別グループでは、ボランティアスタッフの教育や人手不足問題についての言及もあり、全国各地のローカルマラソン大会を盛り上げるためのマネジメントについて、各グループの体験をもとにした考察と改善策の提案が行われました。
さらに、J1リーグの川崎フロンターレやFC東京のチーム運営について、イベントやホームゲームの運営サポートを体験しながら比較研究を行っているグループの発表、2021年東京新大学野球リーグの秋季リーグ戦(2部)の優勝チームと本学チームの成績を比較しチーム運営の分析を行ったグループの発表も行われました。
今回の発表を行ったグループの中には、春休みを利用してさらに研究対象の活動に参加し、取材や調査を続ける予定の学生たちも。
指導を担当する田蔵教授も、「自分達の研究好奇心からゼミの課題を離れても活動しており、講義で学習したことから自主的な研究や学びに繋がった事例」と、今後の研究に期待を寄せています。