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教育・研究

人間科学

地域における障がい者福祉を考える。「地域ではたらく」でゲスト講義

地域間連携,人間科学

2022.06.14

人間科学部の「地域ではたらく」(宮園久栄教授)では、さまざまなゲストを講師に招き、今地域でどんなことが起こっているか、そして私たちはそのことにどう向き合ったらよいかを考えていきます。
5/19(木)は社会福祉法人佑啓会ふるさと学舎浦安所長の堀金兼太郎氏を招き、地域社会と障害福祉についてお話をいただきました。

堀金兼太郎氏

佑啓会はライフステージや障害特性に合わせた多種多様な福祉サービスを提供する社会福祉法人です。本郷キャンパスのすぐ近くにも、同法人が運営する「ふる里学舎本郷」があるご縁から、毎年同授業のゲストにお迎えしています。

講義ではまず、障がい者数の推移について確認。
少子化が進んでいるにも関わらず障がい者が増加傾向にある理由、社会福祉法人佑啓会がどのような支援を行っているかなどを解説していただきました。

さらに、障がい者福祉と地域社会とのつながりについても様々な事例の紹介が。
「まずは自分たち施設職員が地域に受け入れられるため、社会との接点を持つこと」「お互いに配慮を忘れず、歩み寄ること」が大切であるとお話しいただきました。

講義について積極的に質問する学生

学生からは、「福祉の仕事について持っていたイメージが変わった」「差別のみならず合理的配慮の欠如についても考えていかなければならないと思った」「地域社会と助け合い、事業を運営する大変さを知った」といった感想が聞かれ、障がい者福祉の仕事についての思い込みを覆し、具体的な仕事像を描くヒントを得るきっかけになったようです。