Academic Life & Research
教育・研究
タイ・バンコクで文化交流や観光業についてフィールドスタディ。グロコミ学科の実地研修
2022.08.08
8/2(火)~6(土)の5日間、グローバル・コミュニケーション学科の「グローバルPBL2(集中)」「エコツーリズム論」が合同で、タイ・バンコクでの実地研修を実施。
参加学生6名が、都市観光や文化交流などそれぞれの研究テーマに沿ったフィールドスタディを行いました。
科目名「グローバルPBL」の「PBL」とは「Project Based Learning」の略で、学生たち一人ひとりが自分でテーマを設定した研究プロジェクトを元に、現地でのリサーチや実践を通して学びを深める目的で開講されている授業です。
今回の実地研修は、アジアで人気の高い「エコツーリズム」について研究する「エコツーリズム論」の学外研修との共催という形で実施されました。
一行は同学部の泰松範行教授・依田悠介准教授の引率で8/2(火)の午後にバンコク入り。
到着後、タイ最大級の複合型ショッピングモール「アイコンサイアム」を見学しました。
翌8/3(水)には、国際交流基金バンコク日本文化センターを訪問。
学生たちは、まず同基金のスタッフの方にお話を伺い、日本とタイとの文化交流の現状をリサーチ。
さらに、タイのチュラロンコーン大学の教員を招き、現地の日本語教育に関する最新情報を伺ったほか、日本語教師というグローバル・キャリアについての意見交換を行いました。
さらに、8/3(水)~8/4(木)にかけて、都市ツーリズムや都市におけるエコツーリズムの事例見学や商業施設での調査を実施。
空港をモチーフとしたショッピングセンター「ターミナル21」、タイシルクの有名ブランド創業者の住居跡を観光地化した「ジムトンプソン・ハウス」、若者に人気の街「サイアム・スクエア」周辺、高層ビルが建ち並ぶエリアにありながら30種類以上の野鳥が生息するという「ルンピニ公園」、地上314mのビュースポットを持ち、バンコクの新名所となっている「マハナコーンビル」、シャム王国が独立国家として貿易を始めた最初の船着き場を商業地区化した「アジアンティーク」といったスポットを訪れ、政府の観光政策やツーリストらの動向について調査を行いました。
現地最終日となった8/5(金)は、タイ王国の歴史や文化についてのフィールドスタディとして、ラーマ3世によって造立された巨大な涅槃仏とタイ古式マッサージが有名な王宮寺院「ワット・ポー」、タイ国内の宮殿の中でも最も権威があり、王室の祭典などに使われる「王宮(Grand Palace)」を訪問。
さらに、かつてアユタヤ王朝の都として繫栄し、1991年にユネスコ世界遺産にも登録されたアユタヤ遺跡も見学しました。
研修中、参加学生からは「こんなに都会だとは思いませんでした」「タイ料理、辛いです」など「イメージしたタイとは全く違った」という驚きの声とともに、実際に現地へ足を運び、日本とは異なる文化や社会を体験できる貴重な機会を大いに活用する様子が見られました。
帰国後は、現地での調査結果を授業やゼミでの研究でさらに発展させる予定です。