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教育・研究
海外赴任中の卒業生も参加!インドで日本語を学ぶ大学生とICP生のオンライン交流会
2022.08.10
7/23(土)、インドのプネにあるSymbiosis大学の学生と本学ICP(国際キャリアプログラム)1、2年生による、英語と日本語を使ってのオンライン交流会を開催。
Symbiosis大学で日本語を学んでいる大学生20名と教員4名、ICP 1年生3名、ICP2年生8名とICPの指導を担当する本学の坂本ひとみ教授・山本大介兼任講師らのほか、ICPの卒業生でインドのデリーに赴任している千田美雪さんがゲストスピーカーとして参加し、オンラインで交流しました。

交流会に参加した本学ICPの1・2年生、Symbiosis大学の学生らと、山本講師(上段左から2番目)、坂本教授(2段目左から2番目)、ICP卒業生の千田美雪さん(中央列の左から2番目)
会の前半ではICP2年生全員による、ビジネス的思考をとりいれた英語プレゼンテーション”How to spread otaku culture to India”を披露。
その後、グループに分かれての討議では、日本のサブカルチャーについて話がもりあがりました。
後半は、インドの大学生の日本語練習を目的として、一人一人が日本語で自己紹介。
グループに分かれての討議でも日本語メインでの会話を行いました。
まだまだ日本語学習を始めたばかりの学生もおり、ICPの学生や教員らが英語でサポートしながらのセッションとなりましたが、「好きな日本語は何ですか?」という日本側からの問いに、インドの学生から「生きがい」や「前向き」という言葉が出てきて、ICPの学生や教員が感動をする場面もありました。
さらに、ICPで学部留学を経験し、卒業後はコンサルティング会社のインド・デリー駐在員として活躍している千田美雪さんからは、留学で得たことが今、インドで仕事をするのにどのように役立っているかというお話が。
今の時代に「卒業後に英語を用いて海外で仕事をする」というキャリアビジョンにおいて、インドをはじめアジアに赴任する可能性も大いにあり、実際に現地で働く先輩の声を聴く貴重な機会となりました。
交流会後、ICPの学生からは、「日本語をがんばって学んでいるインドの方の姿を見て、自分も外国語を学ぶモチベーションが上がりました」「ボリウッドのおすすめのインド映画を教えてもらえてよかったです」といった感想が。
インド人大学生からは、「日本語ネイティブの人と話す初めての貴重な機会であった。みんな、わかりやすい日本語でゆっくり話してくれていた」という喜びの声に加えて「日本のサブカルチャーについてのプレゼンがとてもよかった」というコメントも多く、日本・インドの学生どちらからも「とても楽しかった、ぜひまた開催してほしい!」という声が上がるなど大成功の交流会となりました。
坂本ひとみ教授のコメント:
「今回のオンライン交流会は、本学ICPの兼任講師である山本大介講師のご尽力により実現しました。日本にとって重要なアジア、それも来年は人口が世界一になるといわれている大国インドについて知り、インドの方と交流する機会を持つことは、これから留学をし、国際社会で活躍しようとしているICP生にとって、大事なファースト・コンタクトになります。また、ICP生の中には、外国人を対象として日本語を教える日本語講師をめざしている学生もいるため、インドの学生たちが何を求めて日本語を学んでいるのかを知ることも意義あることであろうと考えられました」