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野球伝来150年の歴史を学ぶ。田蔵ゼミが野球殿堂博物館を視察

地域間連携,産官学連携,人間科学

2022.11.25

11/15(火)、スポーツマネジメントを研究する人間科学部の田蔵ゼミ(「専門応用演習」/田蔵奈緒准教授)3年生が、野球殿堂博物館への学外研修を実施。
同博物館を視察した後、公益財団法人野球殿堂博物館学芸員の関口貴広氏、太田若葉氏による特別講義を受けました。

田蔵准教授(左下)と田蔵ゼミ3年生

本学から歩いてすぐの東京ドーム内にある野球殿堂博物館は、プロ・アマを問わず国内外の野球に関する資料を所蔵する博物館です。

田蔵ゼミには本学硬式野球部に所属する学生も。
ゼミ生たちは、名選手のユニホームや実際に使われたバットやグラブなどの展示物を写真に撮ったり、写真や映像を見て熱心にメモをとったりしながら見学しました。

野球界の功労者を称える「野球殿堂」コーナー

企画展コーナーでは、現在開催中の野球伝来150年記念展「聖地・名所150選」について、関口氏に解説いただきながら日本の野球の歴史や野球伝来150年記念事業について学びました。

本学キャンパス5号館(旅館天龍跡地)が『公認野球規則』第1回編纂委員会開催場所として「日本野球聖地・名所『150選』」に認定されたことから、野球の規則書の歴史についても詳しくご説明いただきました。

日本野球聖地・名所「150選」認定についてはこちら

ゼミ生からは、「聖地・名所150選は47都道府県すべてにあって、全国にゆかりの地があることに驚いた」「12球団になるまでの歴史が印象的で、興味を持った」「大学野球や女子野球の展示や情報もあり、飽きずに見学できた」といった感想が。
野球経験の有無に関わらず、誰でも楽しめる展示になっていることを体感したようです。

大学に戻った後は、関口氏と太田氏による特別講義を受講。
同博物館の歴史や特徴、学芸員の業務についてご説明いただいたほか、野球殿堂入り表彰式の様子などもスライドを交えてお話いただきました。

最後に、当日の視察をふまえての質疑応答を実施。
来場者の年齢層や、資料の収集から展示までの流れといった野球殿堂博物館についての質問、野球経験のないお二人が野球の魅力を知ってもらうために意識していること、これまでのお仕事の中で印象に残った出来事など、ゼミ生が積極的に質問していました。
野球を知らない人にも魅力を伝えるために映像展示を増やしたり、過去のことばかりではなく現在の情報を見せることで興味を引いたりといった工夫についてもお話しいただきました。

田蔵ゼミでは、ゲスト講義や学外研修の授業進行を学生が担当しています。
翌週のゼミでは、ゼミ長の飯山広晏さん、副ゼミ長の塩澤大地さんが中心となって学外研修と特別講義の内容を振り返り、さらに学びを深めました。
また、今後のゲスト講義の運営方法についてもグループディスカッション形式で意見交換しました。