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日本発の平和構築に携わる国際平和協力研究員とは?内閣府からゲストを招聘

グロコミ

2022.11.26

11/10(木)、グローバル・コミュニケーション学科「専門基礎演習B(プレゼミ※」(川口智恵専任講師)にて、内閣府国際平和協力本部事務局国際平和協力研究員の福永守雄氏を招いたゲスト講義を実施。
「日本発の平和構築について考えよう」というテーマでお話しいただきました。

※プレゼミ:グローバル・コミュニケーション学科の2年次科目「専門基礎演習B」は、ゼミ形式で開講され、通称「プレゼミ」と呼ばれています。

講義ではまず、国際平和協力研究員の業務をご説明いただいた後、国際平和協力法(以下、PKO法)やこれまでの日本の国際平和協力の実績と事例を紹介。
カンボジアや東ティモールへの要員派遣実績から、現在進行中の南スーダンやエジプト・シナイ半島への司令部要員派遣、ウクライナへの人道救援物資輸送まで、様々な事例をご紹介いただきました。
また、衛生・施設・情報分野における能力構築を目的とした教官派遣といったPKO法以外の関連活動についてもお話しいただきました。

講義後半では、国連としての考え方や、平和構築といっても武装解除から、教育制度改革、経済復興まで多岐にわたるということも解説いただき、世界各地で行われている様々な平和構築について学びました。
さらに、日本政府や日本のNPOの取り組みについても幅広くご紹介いただきました。

最後は学生からの質問タイムに。
「この先平和を構築するために必要なことは何か?」「平和維持活動は、国家単位以外で主体的に関わることが難しい場合もある?」など、積極的に質問する姿が見られ、学生たちは日本発の平和構築について理解を深めていました。