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民族衣装の「色」が意味するものとは?多文化理解ゼミが学外研修で文化学園服飾博物館を見学。

グロコミ

2023.01.10

12/14(水)、グローバル・コミュニケーション学部の「多文化理解ゼミ」(佐藤泉教授)が、文化学園服飾博物館での学外研修を実施。
同館の特別展示「紅白 夢の競演!―さまざまな国の“赤”と“白”―」にて、各国の民族衣装を見学しました。

展示会場には、「赤」と「白」をテーマにしたさまざまな民族衣装が約40か国から集結。
学生たちは展示された衣装を見ながら、日本では産着や七五三の着物で頻繁に用いられる「赤」に魔除けの意味が込められていること、それが海を隔てた中国や韓国でも同様の意味で用いられていることを学びました。

一方で「白」は、日本の花嫁衣裳のように純潔や清浄を表すほか、インドでは夫を亡くした女性が白のサリーを身に付け喪に服したり、韓国で男性が白い「パジ」「チョゴリ」で儒教の精廉潔白を表したりと、各民族がそれぞれ色に与えてきた意味や解釈に思いを巡らせました。

学生たちは各国の民族衣装の共通点と相違点を見つけながら、「色」という観点で各民族のアイデンティティと伝統を考える貴重な経験を得たようです。
民族の伝統文化の豊かさと奥深さに触れ、楽しみながら多文化を学ぶ機会になりました。