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学校教育における「機械翻訳」との関わりを考える。教職課程履修者による勉強会

グロコミ,英コミ

2023.02.20

1/31(火)、英語コミュニケーション学科で教職課程を履修する2、3年生と教員による「教職勉強会」が行われました。

今回の勉強会は教育現場におけるICT活用について研究を進める下山幸成教授が中心となり、「機械翻訳」をテーマに実施。

変化の進む教育現場において教員および生徒に求められるデジタルリテラシーと、現状の機械翻訳が抱える問題点、逆に機械翻訳を活用することで教育的効果を上げる方法についてICTの観点からこれからの教育現場、英語教授法について意見交換しながら学びを深めました。

チャット機能を使ってリアルタイムで学生の意見を収集・共有

Google翻訳やDeepL翻訳といった機械翻訳が普及する中で、「小学生からスマホを所持し、GIGAスクール構想で児童・生徒がデジタルデバイスを1人1台持つようになる時代に、(宿題やグループワークでの)機械翻訳使用は避けられない」と下山教授。
「小学生の場合」「中学生の場合」と学習段階ごとに児童・生徒がどのように機械翻訳を使うのかを想定しながら学習効果や指導法の検証が行われました。

実際に機械翻訳を行いながら検証

参加した学生たちは文法の不正確さや誤訳、場面に適切な表現か不適切な表現か、といった英語教育の視点から見た問題点を洗い出し、児童・生徒に対して教員がどのように指導・添削するべきかの意見交換を行いました。

日本語→英語翻訳における表現や文意のズレがどのように発生するかを確認する学生