Academic Life & Research
教育・研究
ゲストや先生、学生のライブも。赤尾ゼミによる若手ミュージシャンの実態を取材したショートフィルム上映会
2023.03.04
2/20(月)、現代経営学部の「文化関連事業のプロジェクト立案ゼミ」(赤尾充哉准教授)にて、ゼミ生が制作したショートフィルムの上映会を開催。
また、上映会を盛り上げようと3人のミュージシャンによる生演奏が行われました。
赤尾ゼミでは、経営管理や経営戦略の知識をもとに、文化、特にサブカルチャーに関連する事業のプロジェクト立案を研究しています。
昨年度、同ゼミではライブハウスの経営を研究する中で実際にライブハウス経営者を取材。
その後、ゼミ生から「出演者側の話も気になる」という声が上がり、ライブハウスで活動する若手ミュージシャンにスポットライトを当てたインタビュー&ショートフィルム制作の企画がスタートしました。
ゼミ生が実際に撮影やインタビュー、監督、編集を務めた同作品は、ライブハウスを中心に活動する若手ミュージシャン8名のインタビューで構成。
コロナ禍の影響やサブスクリプションサービス、動画サイトの台頭で配信ビジネスが主流になりつつある中、各ミュージシャンがライブハウスにこだわる理由や音楽を始めたきっかけ、理想、今後の展望についてリアルな声をおさめたドキュメンタリー作品です。
さらにショートフィルムの上映に先立ち、赤尾准教授や同ゼミ4年生でRhyme(軽音楽クラブ)所属の上野秀太さん、ゲストの若手ミュージシャン・お水さんの3人がパフォーマンスを披露。
上映会終了後、ショートフィルム制作の総監督を務めた赤尾ゼミ4年の山本健斗さんがコメント。
「物事を進める中で失敗もたくさんするけれど、失敗を繰り返して最後には最高にできる」と会場に集まった後輩へエールを送りました。
指導にあたった赤尾准教授のコメント:
「音楽業界は日ごろビッグビジネスの部分しか目に映りませんが、それだけでは文化も産業も成長しません。経済的に苦しい立場にありながらも音楽産業の土台を支える人たちを、多くの学生は初めて目にしたようでした。良い経験だったろうと思います」