Academic Life & Research
教育・研究
教員と教職課程履修者の率直な意見交換も。英語授業でのICT活用を考える講習会実施報告
2023.04.03
3/17(金)、本学にて英語指導を行う教員対象の講習会「ICTを活用したこれからの英語授業-コンピュータ教室での実践を中心に-」を実施しました。
講習会の講師は、グローバル・コミュニケーション学部の下山幸成教授が務め、教員のほか教職課程を履修する英語コミュニケーション学科の学生も参加。
ウェブサイトツールなどのICTを用いることでどのように指導・学習の可能性を拡大できるか説明しました。

講習会では、下山教授が英語の指導・学習に使用できる多種多様なアプリやツールを紹介。
いま話題のChatGPTを含め、それぞれの特徴や効果的な使用場面を解説した上で、「ただICTを使うのではなく、ICTを活用することでどのようなメリットが生じるかを考え、目的と学習者に適したものを選定することが重要である」と述べました。

講習会後半には、下山教授、教員、学生の間で活発な質疑応答や意見交換が行われました。
現代経営学部の大村惠子教授から「英語授業の中でICTを取り入れる時、学習者のレベル別に使い分けたほうがいいか」という質問が上がると、下山教授は「学習者レベルで選択するよりも、どんな力をつけてほしいのか、そこから逆算してツールを選ぶことが大切」と回答。
また、「新しいことを許容することが苦手な学生もおり、ICTを積極的に取り入れるべきか悩むことがある」という教員側の言葉に、学生からは「新しいツールはぜひ紹介してほしい。興味が湧いて使ってみたくなるかもしれない」という意見が聞かれ、授業でのICT活用に対する指導者・学習者のリアルな声を共有する機会となりました。