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教育・研究
Vリーグの人気を高める施策を最終提案!田蔵ゼミ×ジャパンバレーボールリーグの産学連携プロジェクト
2023.11.21
人間科学部「スポーツマネジメントゼミ」(田蔵奈緒准教授)では、V.LEAGUE(以下Vリーグ)を運営する一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ(以下、JVL)との産学連携プロジェクトを行っています。
10/26(木)、JVLの広報・プロモーション部長である吉田国夫氏、施策実施のためのスポンサー探しにご協力いただく株式会社宣伝会議の企画担当者をお招きし、同ゼミ3・4年生が「Vリーグの集客数増加のための企画」を発表する最終企画提案会を実施しました。

ゼミ生たちは、4月に行われたVリーグのファイナル(決勝戦)視察を皮切りに、5月にはJVLとのキックオフミーティング、夏休みにはゼミ生たちが他のスポーツリーグや余暇産業の視察を行うなど、今回の企画提案会のために綿密な準備を進めてきました。
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10/26(木)の企画提案会では、4年生2グループと3年生の5グループがビジネスプレゼンテーションを実施。
夏休み中に視察した他スポーツリーグや余暇産業で行われている集客戦略を分析・考察した結果や、それらを踏まえたVリーグでの集客数アップのアイデアが提案されました。

全てのグループが、企画だけでなくペルソナや予算、プロモーション方法、実施スケジュールなどを具体的に提案するビジネスプレゼン形式で発表。
「親子で協力して取り組めるミニゲーム」「Vリーグとコラボしたカプセルトイの設置」「日本代表選手の練習体験会」「選手考案スイーツの販売」「選手と楽しむミッション型ゲーム」など、バレーボールやバレーボールの試合観戦を楽しんでもらうためのアイデアが次々に発表されました。

各グループのプレゼン後には、吉田氏から提案に関する細かな質問や、発表・資料作りに関するアドバイスが。
「施策はペルソナに合ったもので、他リーグの視察も考察したものを提案している。検証結果の具体的な数字やビジネスとしての視点がもう少し欲しかった」「施策における予算感をさらに具体的にできると現実味が増す」など、ゼミ生の提案したアイデアに対して、実現の糸口となるようなアドバイスを多数いただくことができました。
全てのグループが発表を終えた後、吉田氏と宣伝会議の企画担当者は総評として、「真面目に、しっかりとVリーグのことを考えてくれたことがうれしい」(吉田氏)、「自分が楽しいと思えることを見つけながら企画することの大切さに気づいていただけたら嬉しい」(企画担当)とコメント。

吉田氏からは厳しくも施策実現に向けたあたたかいコメントが

宣伝会議の企画担当者からはスポンサー獲得へのヒントとなるアドバイスが
さらに、企画提案会を見学していた本学入試広報センターの相川徹人部長は、2週間前にゼミ内で行われたリハーサルにも出席しており、「前回よりもかなりブラッシュアップされた内容だった」と学生の努力を称えました。

本学入試広報センター相川部長もプレゼンを見学
ゼミ長を務めた佐々木優太さんのコメント:
「プレゼンが終わって、少しほっとしました。春からVリーグや他のスポーツリーグの視察をして、JVLと話し合いをして…大学生活で1番大きな経験だったと思います。
自分たちの意見をどうしたら納得してもらえるか、相手への伝え方や、自分の熱意をどうやって伝えて納得してもらえるかを真剣に考えることができました。
自分たちでは『これで大丈夫だろう』でも、ビジネスの世界ではもう一押しのレベルなのだと知って、社会人と学生の違いやビジネスの厳しさを学ぶことができました」
JVLと田蔵ゼミは、今回の提案を踏まえた施策を実現できるように今後も連携を図ります。