Academic Life & Research
教育・研究
4年生が3年生に教育実習で役立つアドバイスを送る。教育実習報告会を実施
2024.01.15
12/20(水)、英語コミュニケーション学科で教職課程を履修する4年生による教育実習の報告会が行われました。

今年は6名の4年生が登壇。
教職課程を履修する3年生を前に、各自の実習先を紹介し、実習期間や1日のスケジュールなど3週間の活動内容を報告しました。

報告会の後半には、3年生を生徒に見立て、実習期間に策定した学習指導案に基づく模擬授業(精錬授業)の再現も。
それぞれの学生が、スモールトークやゲームを導入に取り入れた授業、ペアワークや音読、辞書引き活動を取り入れるなど、生徒を飽きさせない工夫を凝らした模擬授業を展開しました。

パワーポイントを使ってドロップリーディングを行なった授業を再現
生徒役を務めた3年生たちも、模擬授業に積極的に参加。
来年度に迫った教育実習を前に、4年生それぞれが自分らしさや得意分野を生かした授業を体験し、学びを得ていました。

授業後には活発な質疑応答が行われ、3年生からは「1限や5限など、生徒たちが緩みがちな時間帯のエンジンのかけ方は?」「教育実習前にやっておいた方がいいことは?」「自分なりの授業方法を考えるか、指導教員の授業方法を参考にするのか、まずはどちらが良いか?」など多くの質問が。
4年生からは、教育実習での実体験を基にした具体的な回答が返されました。

3年生からは多くの質問が

質問に対して4年生全員が丁寧に回答
最後に4年生から3年生に対して、「体調管理・言葉遣い・声出し」など教育実習に臨む上でのアドバイスも。
「失敗は恥ずかしいことじゃない」「常にポジティブでいること」「生徒とコミュニケーションをうまくとって、仲良くなるのが授業を円滑に進める秘訣」「曖昧なことを無くして自信をつけていくことが大事」といった実践的なアドバイスに、3年生も真剣に耳を傾けました。

登壇した6名の4年生
指導にあたった樋口大夢専任講師は、「4年生の充実した実習内容がうかがわれた。実際には、うまくいかなかったり、思った通りにいかなかったりしたことも多かったはず。しかし、それが当たり前であり、全ては良い体験になる」と講評して報告会を終了しました。