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教育・研究
先輩8人が語る「大海を泳ぐチカラ」。本庄ゼミの卒業生らによる特別講義~大手企業からお笑い芸人、起業家までの道~
2024.02.14
12/18(月)、現代経営学部「マーケティング戦略とプロジェクトマネジメントゼミ」(本庄加代子教授)が、卒業生のキャリアを共有する特別講義「先輩のキャリアの作り方~大海を泳ぐチカラ」を開催。
本庄教授は、「人生という大海の泳力をつける」という独自のキャリア教育を行っています。
その一貫として、様々な道で輝く先輩8名を講師として招聘、大学時代や卒業後の紆余曲折のキャリアをふまえ、後輩へのアドバイスを伺ったほか、特別ゲスト2名を交えての質疑応答が行われました。
大手企業から、お笑い芸人まで多彩なキャリアを歩む先輩
大手企業から、起業家、お笑い芸人まで多彩なキャリアを歩む先輩たちの話を、熱心に聞く現役生。
大学時代、自身を見つめる試行錯誤や卒業後の苦悩や楽しさを率直に披露。
それぞれの輝くオーラに、現役生たちは、息をのみ、自分自身のキャリアを考えている様子でした。
「感謝と誠実さ」の重要性
講演する皆に共通する「意外なアドバイス」は、「キャリア形成には、独自の思考だけではなく、他者への配慮や感謝、誠実さ」という人格が重要であることが、強調されました。
大手スポーツチェーンから、自分のブランドJuicy SSSwaggersを立ち上げた中島英雄さんからは、「大学時代に本庄教授より、何度も何度も言われ続けた「感謝」の言葉。その意味がようやく理解できた」というコメントが。
また、120人の中で全国一位の営業成績を生み出し続ける野川翔貴さんからは、「業績好調の一番の要因は、仕事や縁のある人に向き合う誠実さにあると思う」とアドバイスがありました。
SNSマーケティングプロジェクトからのキャリア形成
また、SNSマーケティングプロジェクトで、リーダーシップを発揮し、自ら制作や広報活動を推進した福満響子さんは、プロジェクト最中での本庄教授との熱いやり取りに想いをはせながら、「先生以上の熱量でプロジェクトを推進した。先生とは強い絆がある中で、時にぶつかりながらプロジェクトでの経験すべてが、今の仕事に役立っている。大学時代のプロジェクトマネジメントへの挑戦を大切にしてほしい」と強調しました。
また、福満響子さんの在籍する(株)YUIDEAで採用を担当している人事企画室室長・藤村氏も参加され、企業から見た卒業生の活躍ぶりとその基礎となった、本学での学びについてコメントも頂きました。
ずば抜けたプレゼン力で会場が湧く
同様に、本庄ゼミ長を努めた早川拓海さんは、キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社で活躍。
大学時代にどのように過ごしてきたか、今もキャリアを模索する中で、参考にしている書籍なども紹介するなど、具体的なアドバイスをわかりやすく説明しました。
現役生は、メモを熱心にとりながら、そのプレゼンテーションの上手さに感嘆していました。
広報・PR系企業のプロジェクトマネージャーを経てお笑い芸人を目指すという異例の経歴を持ち、独特の話術で後輩たちにエールを送った池田智哉さんからは、「自分自身を軸に、自分を好きになって、大人や常識を疑え!」と笑いを交えたアドバイスが。
会場は一気に笑いの渦に巻き込まれました。
昨年度卒業したばかりの佐々木琉斗さんと酒井有紀乃さんは、ゼミでの学びを活かして、自分自身の適正を見極めながら、どのように就職活動を展開したのかを具体的に説明。
王道で就職活動に臨み、多くの内定を獲得した佐々木流斗さんと、独自の考え方で「企業に媚びない就職活動」を展開した酒井有紀乃さんとの比較により、現役生は、様々な就職活動のカタチがあることを学びました。
「大海を泳ぐチカラ」をつける重要性
どの先輩も、プロフィールや会社紹介に加え、大学時代の経験、就職活動や自己分析のコツ、働くうえで大切にしていること、各職種におけるスキルや意識の持ち方など、それぞれの視点で「大海を泳ぐ」ためのヒントを紹介。
3時間以上という長丁場にもかかわらず、就職活動真っただ中のゼミ3年生はもちろん、まもなく社会人として羽ばたくゼミ4年生、そして来年度からゼミに入る予定の2年生まで、参加した全員が真剣な面持ちで先輩たちの話に聞き入り、熱のこもった質疑応答が行われました。
さらに、特別ゲストとしてお越しいただき、日本全体の「働き方改革」を推進してこられた、元・総務省の箕浦龍一氏から、「今日は本庄ゼミで新しい日本を変えていく、チカラを感じた。常識を疑い、大人を疑い、新しい人生設計を」という激励をいただきました。