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移民、ジャズ、人種問題、ミュージアム…各自のテーマをNYで実地調査。「グローバルPBL2」

グロコミ,英コミ

2024.03.26

2/28(水)~3/3(日)、グローバル・コミュニケーション学部の集中科目「グローバルPBL2」の履修学生4名と宮房寿美子准教授・加藤恵理専任講師が、アメリカ・ニューヨークでのフィールドスタディを実施。
ミュージアムや名所を周り、様々な文化に触れながら、背景にある移民や人種問題、歴史、社会に関して学びを深めました。

今回の海外研修にあたり、学生たちは現代アメリカの文化・社会・歴史に関する研究テーマを各自で設定。
最終的に「移民の歴史」「NYのジャズ事情」「映画に見られるアメリカの人種」「ミュージアム展示のメッセージ」というテーマを立て、事前研修を通じて学びを深め、現地でのフィールドスタディに臨みました。

現地では、タイムズスクエア、セントラルパーク、自由の女神像、ワールドセンタービル、ブルックリン橋といったNY・マンハッタンの名所を巡り、各自のテーマに沿ったリサーチを実施しました。

到着初日、タイムズスクエアにて

NYの食文化も体験

学生たちは街を散策して人々や社会の様子を観察するだけでなく、移民の歴史を伝える「テネメント博物館」、アメリカ同時多発テロ事件を伝える「国立9.11メモリアルミュージアム」などを訪問。

テネメント博物館では移民の歴史に関するツアーに参加

テロの標的となったワールドトレードセンター跡地(グラウンド・ゼロ)に建てられたNYの新名所ショッピングモール、オキュラス

さらに、世界三大美術館のひとつともいわれるメトロポリタン美術館や、近現代の建築や商品デザインまで網羅するニューヨーク近代美術館(MoMA)なども見学しました。

また、黒人文化や移民の歴史と深いかかわりのあるジャズを現地のジャズクラブで鑑賞したり、世界的に人気の高いブロードウェイミュージカルを鑑賞したりと、現地ならではの様々な文化体験を行いました。

指導を担当した宮房准教授・加藤専任講師のコメント:
「授業の目標は、体験型学習(PBL)を通じて、主体的に現在のニューヨーク社会や文化を探索することです。
学生たちは研修プランを考えながら、自らチケットを予約・購入し、現地では地下鉄を乗り継いで目的地まで行きました。
また街を探索しながらお店の方へインタビューをしたり、ジャズクルーズでは演奏者と交流して各自のテーマに関する理解を深めていました」

参加学生(2年森本さん)からは、「初めての海外で不安もありましたが、皆さんと一緒に研修できてとても素敵な思い出になりました!」との感想が。
計画から実践まで学生たち自身が主体的に学びを深めることで、今後のさらなる研究へと繋がる海外研修となりました。