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[公開講座]第2回「オーディオアートの世界~電子音楽、サウンドコラージュ、フィールドレコーディング~」

地域間連携,教養教育

2024.06.18

学問領域にとらわれない幅広い教養(リベラルアーツ)を学ぶ「公開講座」の第2回を5/25(土)に開催しました。

今回のテーマは「オーディオアートの世界~電子音楽、サウンドコラージュ、フィールドレコーディング~」
オンラインによるライブ配信も同時に行われ、67名(対面27名、オンライン40名)の方にご参加いただきました。

講師は音楽家であり、日本電子音楽協会理事も務める渡辺 愛氏

冒頭に、オーディオアートとは電子“音響”音楽であり、音楽のジャンルのひとつであるということが紹介され、主に音を録音したり、周波数を生成したりすることで作られるとの説明がありました。
私たちは普段、JAZZや歌謡曲のように生身の人間による演奏や歌唱が録音されたものを当たり前のように楽しんでいますが、録音の歴史は今から150年くらい前に始まったとのことです。

貴重なオーディオアートの音源を視聴する機会には、渡辺氏自らが音のボリュームを調整するなどの実演もありました。

他にも、最初期の蓄音機「フォノグラフ」が発明された後に、オーディオシステムの源流となる機器が誕生し、(同時期にはベルが電話の基礎を発明)やがてラジオの盛り上がりも手伝って、ルポや娯楽(劇)、アートとしての役割が発展していったというお話も。

質疑応答の際には、「コンサートの際に、視覚を意識したりしているのか?」という質問に対し、「視覚的にも音楽の時間的経過を表現した演出を試みたことがある」との回答があったり、「オーディオアートを日常的に聞く機会はあるのか?」という質問については、「JRのとある駅で、ピンポイントに音が届くような仕組みが使われたことがある。実は、日常に潜んでいるんですよ」と、質問のひとつひとつに丁寧に回答していただきました。

参加者からの質問も

次回の公開講座は6/29(土)に開催。
「シティズンシップ教育の展望と課題」をテーマに、白梅学園大学・短期大学学長 東京大学客員教授 小玉 重夫 氏にご講演いただきます。
対面・オンライン併催、要事前申込み(無料)。ぜひご参加ください。

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