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大学近隣の保育園にて実施したボッチャを体験する児童英語レッスン

地域間連携,産官学連携,英コミ

2024.06.29

6/18(火)2限、「児童英語教育指導法」(高橋まり講師)の履修学生10名が、大学近隣のMIRATZ本郷第二保育園での児童英語レッスンを実施。
年長クラスの子どもたち7名を対象に、パラリンピック競技であるボッチャを体験し、英語にも触れるというレッスンを行いました。


レッスンではまず、学生一人ひとりが英語で自己紹介と挨拶をして、みなでハローソングを振り付きで歌いました。
その後、高橋講師が、このレッスンの大事なキーワードである、パラリンピアンが有している「勇気」について説明。
子どもに身近な例をひきながら、「勇気」について話をし、courageという単語を発音してみるよう促しました。

次は、学生たちがジェスチャーゲームによって、子どもたちにスポーツの英語名を導入。
パワーポイントのスライドで写真を見せながら、tennisとwheelchair tennis(車椅子テニス), basketballとwheelchair basketball(車椅子バスケットボール)などをペアにしながら、パラリンピックスポーツを紹介していきました。
パラリンピックのシンボルをスライドに映して、”What’s this?”と子どもたちに尋ねたところ、「パラリンピック」と答えてくれた子どもがいて、学生や教員が感激するシーンも。
その後、ボッチャの競技方法について、短い動画を上映しました。

今回のレッスンで使用したボッチャの道具は、本学のパラスポーツ選手たちが使用していた競技用のもの。
本物のボッチャボールを手に取った子どもたちが「重いね」といいながら、この競技に対して興味がどんどんと湧いていく様子を観察しながら、指導者役の学生たちは、すかさず”Yes, it’s heavy!”などと英語で語りかけます。

いよいよボッチャ競技にチャレンジすることとなった子どもたちは、Team RedとTeam Blueに分かれ、最初にまず白のジャックボールを投げ、それに近づけるように順番に赤と青のボールを投げていきます。
プレーする中で子どもたちは色の名前が英語で言えるようになり、また、投げる順番についても、子ども同士、話し合い、譲り合いで決めていました。
全員がすべてのボールを投げ終わったあと、どちらの色のボールがジャックボールにより近いかを判定するのに、子どもたちはボールの周りにぎっしりと集まり、真剣に協議していました。

また、当初のレッスンプランにはなかったのですが、子どもたちは自然とボッチャのボールを積み上げて遊びはじめ、友だちと協力しながら上手に「積み木」ならぬ「積みボール」も楽しみ、創造力を発揮していました。

今回のレッスンに同行した坂本ひとみ講師からは、「子どもたちが新しいことを熱心に学び、真剣に遊ぶ姿を見た学生たちも、教室でのリハーサルよりもずっと大きな声を出して上手に指導ができていました」との感想が
学生も子どもたちも、みんなが笑顔になる楽しくて充実した実習となりました。