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国際協力NGOや文京区と連携。学生6名が「I LADY.ピア・アクティビスト」の活動をスタート

地域間連携,大学間連携,産官学連携,グロコミ

2024.07.31

国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)と文京区との連携事業「I LADY.」に、グローバル・コミュニケーション学部の2~4年生6名が参加。
6月に行われた研修を修了し、同事業の「ピア・アクティビスト」に認定されました。

「I LADY.」では、10~20代をメインターゲットに、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利:SR/HR)に関する啓発活動を行っています。
本学では、2022年よりグローバル・コミュニケーション学部「国際協力・国際援助研究ゼミ」(川口智恵准教授)の学生が初代ピア・アクティビストとして活動。
今回、新たな参加者として、同ゼミの後輩である学生有志6名が集まり、6月に文京区男女平等センターで行われた研修に参加したほか、川口准教授も「リージョナル・アクティビスト」として参加し、参加学生のサポートを行いました。

ピア・アクティビスト研修の様子

3日間にわたる研修では、SR/HRについての知識を基礎から学んだほか、他大学の学生チームとのディスカッションや、今後のアクションプランの策定・発表を行いました。

学生たちが活動に参加したきっかけは、「昨年から気になっていて、先生の後押しもあり大学時代最後の活動として取り組もうと思った」(4年・澤田さん)、「1年次の授業で性の平等について問題意識を持ったので」(2年・堀澤さん)など、一人ひとりが異なるモチベーションだったそうですが、研修を経て知識と共にチームワークも深まったようです。

特に、ディスカッションでは他大学の学生や海外出身者、留学経験者などの話も聞くことができたそうで、中国出身の学生からは「アメリカ留学経験者からは、アメリカは日本よりもこのような話題に対してオープンだという話が聞けて面白かった。一方で、中国は日本よりももっと(性に関する話題を出すのが)厳しい」(3年・宋さん)という声も。
「ジェンダーやLGBTQなどは、言葉としては知っていたが詳しくなかった。研修を受けたことで、差別や偏見がなくなるといいな、と改めて感じた」(3年・小澤さん)と、日常で話しづらい『性』の問題についての知識を様々な角度から知る良い機会になった、との感想が相次ぎました。

研修を修了した学生たちは今後、「ピア・アクティビスト」としての活動を本格的にスタート。
毎月勉強会を開いて知識を深めるとともに、より多くの若者にSR/HRについて知ってもらうために、学園祭などでのイベントを計画中とのことです。

学園祭に向けて企画書を作る学生たち

<2024年度  I LADY.ピア・アクティビスト>
グローバル・コミュニケーション学部 川口ゼミ・プレゼミ所属
4年 澤田 由佳里さん
3年 宋 雨軒さん 小澤 芽生さん 藤本 彩聖さん
2年 堀澤 槙吾さん

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