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国際交流

世界に飛び出した学生たちが語る、学びと成長。Future Me &春季短期留学帰国者報告会

国際交流

2025.04.14

3/19(水)、国際交流センターが主催するイベント「Future Me 留学をキャリアに活かす!」と、「2024年度春季短期留学プログラム帰国者報告会」を開催。
「Future Me」は、ゲストスピーカーの海外経験に関する講演やワークショップを通じて、学生たちが留学や国際的経験を自分の将来やキャリアへつなげることを目的としたイベントです。
今回は、2019年に本学グローバル・コミュニケーション学部を卒業後、アメリカの大学院に進学した金井英世さんからビデオメッセージが寄せられました。

ビデオメッセージを寄せた卒業生の金井さん

金井さんは、2019年3月にグローバル・コミュニケーション学部を卒業後、同年8月からアメリカ・マーシャル大学の修士課程へ進学。2022年に経済学修士号(マーケティング専攻)を取得しました。
修士号取得後はシカゴで人材紹介会社に就職し、2年間営業職を経験。
その後、Brule Incに転職し、東京支社でマーケティングエキスパートとして活躍されています。

金井さんは、大学在学中は特にEnglish Lounge (現・Global Lounge)とALPSでの学びが役立ったとし、「毎日English Loungeに通い、ネイティブスピーカーとコミュニケーションをとる練習を重ねることで、英語力を向上させました。独学によるインプットと、ラウンジでのアウトプットのサイクルが自身に合っていたと思います」と話していました。
また、ALPS(英語特別選抜クラス)では、論文執筆やプレゼンテーションのスキルを習得。
さらに、大学院出願の際に受けた手厚いサポートに対する感謝を述べました。

在学当時の金井さん

続いて、アメリカ留学中の生活について、経営学社交クラブでのイベントや旅行経験などを共有し、北米での生活におけるメリット・デメリットにも触れました。
メリットとして、移民が多いため、お互いを認め合う自由な風潮がある点を挙げる一方で、治安の問題や高い物価、医療費の負担などの実生活におけるデメリットについても率直にお話しいただき、学生たちも勉強になったようです。

「Future Me」に続いて、「2024年度春季短期留学プログラム」でオーストラリア・ビクトリア大学および中国・浙江旅游職業学院への留学、オーストラリア・シドニーでの幼稚園ボランティアを経験した学生たちによる報告会を実施。
まず、「海外文化演習」オーストラリアプログラムの代表学生が「オーストラリアと日本のファッション文化」についての考察を発表しました。

早川さんは自身の体験を振り返り、「日本では履けなかった短いスカートをホストマザーが褒めてくれたのが嬉しかった。ファッションを自由に楽しめる雰囲気に日本との違いを感じた」と述べました。
続いて登壇した「海外文化演習」中国プログラムの伊東さんは、日常生活の違いに着目し、身近な視点から中国と日本の比較 を報告しました。
例えば、レタスの茎を食べる習慣や、ウーロン茶に金木犀の香りを加えたミルクティーなど、日本では珍しい食文化を紹介しました。

「国際体験演習(ISA:Independent Study Abroad 海外自主留学)」では、オーストラリア・シドニーの Jenny’s KindergartenとHeritage House Turramurra Childcare and Learning Centreにて、幼稚園ボランティアを行った萩原さんと松橋さんそれぞれが経験を報告しました。

「オーストラリアは自然が豊かで様々な生き物に遭遇した」と語る松橋さん

幼稚園ボランティアでは、寝かしつけや遊び、けんかの仲裁など、さまざまな経験したことを報告。特に、けんかの仲裁の仕方が日本と違うことに驚いたそうです。
また、オーストラリアではオリオン座が逆さに見えるので感激したと話しました。
さらに、オーストラリアの生活習慣として、朝早く起きて夜早く寝ること、カフェが15時に閉店することなどを紹介しました。
報告した松橋さん は留学中に早寝早起きが習慣化し、帰国後も続けているそうです。

その後、「語ってみようMY 〇〇 STUDY ABROAD」として、留学先の異なる学生同士で混成チームを作り、研修で関心を持ったことや、最も印象に残った体験を共有しました。

ワークシートに記入しながらお互いの経験を共有する参加者たち

最後に各プログラムを担当した教員からは、「可能性は無限大。数年後にどんな人になっていたいか、イメージしながら学生生活を送ってください。」と学生たちへエールが送られました。