Academic Life & Research
教育・研究

人間科学

人材業界、保険業界で活躍する先輩に直接質問。「人間科学基礎演習A」特別講義

人間科学

2025.09.02

6/26(木)、人間科学部2年次必修科目「人間科学基礎演習A」の特別講義に、卒業生2名が講師として来学。
それぞれが働く業界、仕事や就職活動について、学生からの質問に答えていただきました。

今回のゲストは、2024年3月に人間科学部を卒業し株式会社ワールドコンストラクションに勤務する中川空河さん(坊ゼミ出身)と、同じく2024年3月に卒業し、三井住友海上あいおい生命保険株式会社に勤務する神山怜那さん(堀口ゼミ出身)。
人材(人財)業界と保険業界という、異業界の先輩によるコラボとなりました。

授業ではまず、中川さんと神山さんがそれぞれの業務内容や大学時代の経験についてプレゼンテーション。
中川さんには、建設分野に特化した技術者派遣を担当する営業職という、在学生にはなかなか馴染みのない業種・職種について、体験談を交えながらわかりやすくお話しいただきました。

続いて、神山さんからは、業務や働く環境など、在学生が気になる話題について同僚の声も交えながらの紹介が。
面接や選考といった就職活動に関するお話もあり、在学生たちも興味津々で聞いていました。

プレゼンテーションの後は質疑応答を行い、在学生の様々な質問にお答えいただきました。

中でも印象的だったのが、「人間科学部での学びは仕事にどう生きていますか?」という質問。
産業心理学のゼミに所属していた中川さんからは、担当する派遣技術者や派遣先の企業など、様々な人と密にやり取りする職種ということもあり、「人がどのようなところで悩むのか」「どうアプローチすればいいのか」「相手の話しやすい空気の作り方」など、対人関係において心理学の学びが非常に役立っているとの答えが。

同じく、大学時代は臨床心理学を学びピアヘルパーや心理学検定などの資格取得に励んでいた神山さんからも、「どんな仕事でも心理の学びは役に立つ」との声が。
自分の意見や依頼を受け入れてもらうためのアプローチや、相手が納得できない行動をした際にも心理学の論文を思い出すことで落としどころが付けられるなど、実際に仕事で学びを活かした経験をお話しいただきました。

他にも、働くモチベーションや職場での人間関係、就職活動へのアドバイスなど、様々な質問に本音でお答えいただき、身近な先輩の声を通して社会や職業への理解を深める貴重な機会となりました。