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[現代経営研究会]縁を大切に、挑戦し続ける。三菱重工・宮永会長による第1回講演を開催

現代経営,大学院

2020.10.09

今年度の「現代経営研究会」第13期(2020年度)は、「チャレンジ ~ニューノーマルを見据えて~」をテーマに、全6回すべてをZoomウェビナーにて開講します。
9/30(水)に行われた第1回講演には、三菱重工業株式会社 取締役会長の宮永俊一氏を迎え、「産業インフラを世界に、縁を広げて人生豊かに」というテーマでお話いただきました。

今期は初のZoomウェビナー開催。初回は三菱重工業株式会社 取締役会長の宮永俊一氏を迎え、ライブ配信された

 

各種の発電設備、船舶、航空機、ロケット、物流設備をはじめとする多くの機械の製造とプラント・エンジニアリングを行い、社会や産業のインフラ作りに貢献している三菱重工。宮永氏は、同社にて製鉄機械事業に長年携わり、国内外でさまざまな挑戦を行うとともに、人との縁をつないできたそうです。講演では、ご自身のキャリア・経験から得たビジネスのヒントや、コロナ禍の今に思うことをお話いただきました。

三菱重工入社後は広島工場に勤務し、シカゴ大学でのMBAプログラム習得などを経て、30代半ばで製鉄機械の輸出営業部に配属されたという宮永氏。韓国に飛び、国営製鉄所の建設プロジェクトなどにも携わったそうです。
「海外で営業を成功させるには、通訳を介さずに自分の言葉で伝えることが大事」、「文化や人種を超えた『心の触れ合い』を工夫することも重要」などのお話は、将来グローバルな活躍を目指す学生にも興味深い内容だったはずです。そして、「努力を続けていれば運に巡り合える」、「夢や理想こそが、未来を切り開く原動力になる」という言葉に勇気をもらった受講者も多いことでしょう。

講演の終盤には、我が国の未来についての考察も。ものづくりの面においては、「日本はエネルギー転換(脱炭素化)とサーキュラー社会に向けた先進技術に優位性があり、自信を持って進んでいくべき」とコメント。さらに、「今回のコロナ禍を通じて、日本は公衆衛生・医療の面でも国際協調をリードできると感じた」とお話いただきました。

また、講義後には、本学学生や受講者の方々からの質問にもお答えいただき、リモートでありながら双方向性を確保した講義となりました。

質疑応答では、受講者からチャット等で寄せられた質問を八塩圭子准教授(左)が代読し、宮永会長にお答えいただいた

 

次回は10/21(水)に開催。Twitter Japan株式会社 代表取締役の笹本裕氏を迎え、「Twitterのパブリックカンバセーションがもたらす可能性と課題をビジネスの視点で考察する」というテーマで講演いただきます。

詳細・受講のお申込み(事前登録制)は以下リンク先にてご確認ください。
https://www.tyg.jp/koukaikouza/business/index.html