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教育・研究

国際交流

渡航制限中もグローバルな学びや交流を止めないために。留学・国際交流支援の取り組み

国際交流

2020.10.22

コロナ禍による海外への渡航制限が続く中、国際交流センターでは、外務省の情報をもとに外部の留学エージェントや現地大学と連携して情報収集を行い、留学プログラム再開のタイミングを計っています。
しかし、いまだに厳しい状況が続いており、今夏に続き来春出発の留学プログラム(短期・長期)は中止の決定をしました。

そんな中ではありますが、学生たちの留学への熱意やグローバル感覚を身につけたいという思いに応えるため、国際交流センターでは新たな国際交流の形を模索し、オンラインでのイベントや留学希望者へのサポート強化など、様々な取り組みを行っています。

■海外の大学生と交流するオンラインイベント
春学期に開催され好評だったサム・ヒューストン州立大学(アメリカ)とのオンライン交流イベントの第二弾を10月に開催します。
さらに、中止となった留学プログラムに代わる国際交流の機会として、海外の大学生と交流するオンラインイベントを企画しています。
年内に、本学が留学プログラムを実施している国の中から韓国・中国とのオンライン交流イベントを実施し、現地の言語や文化を学ぶ機会を全学生に対して提供する予定です。
今後はイギリスやカナダ、オーストラリア、スペインといった留学先とのオンライン交流イベントも検討中です。
<秋学期の国際交流イベント開催予定(オンライン)>
・Virtual SHSU×TOGAKU(10月開催)
米国サム・ヒューストン州立大学(SHSU)の学生と、互いの国のビジネスについてオンライン上でプレゼン、ディスカッションをします。
・Korean Virtual Culture Exchange(11月開催予定)
韓国の大学の日本語学科に通う学生とオンラインで交流。
・China Virtual Culture Exchange(12月開催予定)
中国の大学の日本語学科に通う学生とオンラインで交流。
※各イベントとも、在学生は誰でも参加可能(事前申し込みが必要な場合あり)。
イベント詳細は、決まり次第在学生宛にTG-Naviで告知します。

■長期留学者向けのサポート
国際交流センターでは、今年度より長期留学を予定していた学生に対して、メールでの留学準備支援や情報提供を行うなど、サポートを強化しています。
さらに秋学期からは、長期留学希望者向けにインターンとオンラインで英語を学ぶMaslin’s Long-Term Study Abroad Sessions “StayCurious”プログラムを週1回開催。
大学のリソースを活かし、留学に備えて英語力を磨くとともに、「長期留学」という同じ志を持った学生同士の交流や情報交換の場作りに取り組んでいきます。

歴代インターンの写真と出身国。

■国際キャリアプログラム(ICP)履修者向けのサポート
学部留学を予定していた国際キャリアプログラム(ICP)の2年生に対する支援として、留学のタイミングにあたる2年次秋学期にネイティブ・スピーカー教員による専門科目を8科目新設しました。
新科目の授業は全て英語で行われ、学生たちが専門領域を英語で学ぶ機会を提供しています。
新科目のひとつである「国際関係学(ICP)」を履修する2年生からは、「国際関係について英語で調べディスカッションするため、専門用語や難しい話題も多いが面白い」との声も届いています。
このほか、IELTS™やTOEIC®といった語学資格の取得支援も従来通り継続して行っています。
次年度以降のカリキュラムについても、留学再開のタイミングを計りつつ、国内でも留学相応の英語力や知識を習得できる環境作りを進めています。