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教育・研究

人間科学

「ふる里学舎本郷」の堀金氏に学ぶ、障がい者福祉のあり方

人間科学

2020.12.01

人間科学部「地域で働く(実践)」(宮園久栄教授)にて、文京区の就労継続支援B型事業所である「ふる里学舎本郷」(社会福祉法人佑啓会)の堀金兼太郎氏をオンラインゲストに招き、障がい者福祉の仕事について学びました。

ふる里学舎本郷の堀金氏

「ふる里学舎本郷」は、本郷キャンパスのすぐ近くにある就労継続支援B型事業所です。

主に知的障がいがある方々が通い、パン製造や企業から受注した作業活動を行っています。

講義では、まず「知的障がい」に対して学生が持っていているイメージを確認。

その後、障害手帳交付の基準や少子化が進んでいるにも関わらず障がい者が増加傾向にある理由、同事業所を運営する社会福祉法人佑啓会がどのような支援を行っているかなどをお話しいただきました。

授業の後半では、コロナ禍における福祉の現場や支援スタッフをサポートするテクノロジーの進化や、人材採用の取り組みに関するお話も。

「福祉とは必ずしも奉仕ではなく、スタッフは福祉・介護・サービスのプロである」というお話や、“助けてあげている”という認識自体が差別の始まりになる、といった話もあり、福祉の仕事についての思い込みを覆し、より具体的なイメージを描くヒントをたくさんいただく講義となりました。