Academic Life & Research
教育・研究
株式会社闇の荒井氏にホラーコンテンツの魅力とビジネスとしての可能性を学ぶ
2020.12.01
11/19(木)、現代経営学部「コンテンツビジネス」(八塩圭子准教授)にて、荒井丈介氏(株式会社闇 代表取締役社長CEO)をゲスト講師に招き、Microsoft Teamsを使ったリモート講義が行われました。


「実は怖いものが苦手」という荒井丈介氏(左上)と八塩准教授(中央上)
株式会社闇は、MBS(毎日放送)グループの会社で、テーマパークやイベントでのホラー企画やVRやテクノロジーを利用したホラーコンテンツの開発をはじめ、「ホラー」というジャンルで幅広いビジネスを展開しています。
荒井氏は、テレビ局であるMBSから現社の仕事を手掛けるまでの経緯に加えて、SNSを活用した映画のプロモーション、美容サロンやアパレルブランドといった異業種とのコラボなど、「ホラー」を使った多彩なビジネスとその背景にある人の心理について解説。
マーケティングやコンテンツビジネスにおけるホラーコンテンツの活用について、様々な事例をもとにお話しいただきました。

“若者がメインターゲット”という荒井氏のお話の通り、学生たちにとってホラーコンテンツは身近な存在で興味もひとしおだったらしく、質疑応答ではターゲット設定やVRテクノロジーの今後、流行を取り入れる方法といったコンテンツビジネスの話から、「怖いコンテンツを扱う上で怖い体験をしたことはあるか」「映画やお化け屋敷での予定調和の是非」「VRの画面酔い対策」など、多くの質問が飛び出しました。

学生の反響が大きかった、ゾンビによる会社紹介ムービー
授業後には、「『本能(=恐怖)に働きかける訴求力』という点が非常に面白いと思いました。マーケティングは、五感や行動心理学と言った人間の本能を利用することが効果的なので、学問的な視点から考えても非常に納得しました」「ホラーは巨大市場ではない分、アクティブな世代とのコミュニケーションを大切にしたり、意外性のある業界とコラボしたり、新しい市場を開拓したりと幅広い分野で活躍できる」といった、理論をケース(事例)で学ぶ現代経営学部ならではの感想が寄せられました。