Academic Life & Research
教育・研究

[公開講座]SDGsがテーマの第3回はオンラインで120名超が参加。次回は5/22(土)

お知らせ

2021.05.20

学問領域にとらわれない幅広い教養(リベラルアーツ)を一流の講師に学べる「2021年度東洋学園大学 公開講座」、第3回を5/15(土)に実施しました。
今回は「SDGs実現への期待とESG」というテーマで東海大学大学院人間環境学研究科教授の勝田 悟氏を講師に招聘。
緊急事態宣言下ということで、第1回・第2回に続きオンラインでの開講となりましたが、事前の申し込みが200件を超え、当日も120名以上が聴講するというテーマや講師への高い関心が伺える講座となりました。

当日は、グローバルリスクを踏まえた人類の持続可能性のために、企業等の組織がESG(環境(Environment)/社会(Social)/ガバナンス(Governance)という3要素)について総合的に理解し、中長期的計画のもとにSDGsを合理的に進めていくことの重要性についてお話しいただきました。

東海大学大学院人間環境学研究科教授の勝田 悟氏

まずは1965年の国連開発計画(UNDP)、および1972年の国連人間環境会議(UNEP)から、MDGs(国連ミレニアム開発目標)を経て、SDGsが採択されるまでの経緯を振り返りました。
その上で、SDGs17の目標に対して、個々の企業や組織がどう取り組んでいくべきかについて、「つくる責任、つかう責任」に注目しながら解説。
EUで「サステナブル投融資」の基準として2020年6月に発表された「タクソノミー規制」、日本取引所グループおよび東京証券取引所が2020年3月に公表した「ESG情報開示実践ハンドブック」など、「投資する責任・融資する責任」という視点からESG投資に関する各国・地域の取り組み例を説明いただいたほか、日本企業における具体的なCSRの事例もご紹介いただきました。

講演後の質疑応答では、SDGsに対する各企業の取り組みやSDGsの評価システム、京都議定書とパリ協定について、自然エネルギーに関する展望、先進国企業と途上国企業の格差問題など、幅広い視点からの質問が寄せられました。

次回(第4回)は5/22(土)、「ことばの力-人類の歴史と感染症、その生活」というテーマで、講師JT生命誌研究館館長 歌人 永田和宏氏を講師に迎えます。
ぜひ奮ってご参加ください。

公開講座の参加方法や最新情報、参加のお申し込みはこちら