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教育・研究
人間科学
(社福)佑啓会の堀金氏を招き、障がい者福祉について学ぶ。「地域ではたらく」ゲスト講義
2021.07.15
人間科学部科目「地域ではたらく」(宮園久栄教授)では、様々な職業のゲストを講師として招き、地域社会を支える仕事について学んでいます。
7/6(火)は、社会福祉法人佑啓会の堀金兼太郎氏をゲスト講師に迎え、地域における障がい者福祉のあり方や、支援施設の運営についてのお話を伺いました。

同法人は東京都と千葉県を中心に、児童、障がい者、高齢者など、様々な方を支援するための福祉施設やグループホームを運営。
本郷キャンパスのすぐ近くにも「ふるさと学舎本郷」という就労継続B型事業所を持ち、主に知的障がいをお持ちの方の就労支援が行われています。

社会福祉法人佑啓会の堀金氏
講義はまず、近年の障がい者数や、多様化する福祉サービスについての解説からスタート。
さらに、同法人の運営する様々な事業所の活動内容や現場の様子、地域の方々との関わりについてお話を伺い、「利用者を真ん中に」(当事者を第一に)という理念に基づいた福祉事業のあり方について講義していただきました。
講義後の質疑応答では、学生から「地域の方々と関わる中で、一番勉強になったことは?」という質問が。
福祉施設を運営する上で、地域の風土や過疎化・高齢化などの地域特性を踏まえ、施設のオープン前から積極的に地域住民と関わることで、「地域の一員」としてつながりを築いていくことの大切さとやりがいについてお話しいただきました。