Academic Life & Research
教育・研究
学生が考える「未来型の学食」を提案!新商品開発ゼミによる学食リノベーション案最終発表の様子
2022.07.11
6/27(月)、現代経営学部の「新商品開発ゼミ」(安藤拓生准教授)が、学生食堂のリノベーションアイデアについて、本学施設課への最終プレゼンテーションを行いました。

学食で行われたプレゼンの様子
安藤ゼミでは、昨年度より「大学施設のデザイン」をテーマに調査研究プロジェクトを実施。
今年度は、5月から全5グループが「利用者拡大」「大学広報に資する」という観点で学食のリノベーションアイデアを研究してきました。
5月に行われたブリーフィングの模様はこちら
デザインマネジメントの視点で学食をリノベーション!安藤ゼミの新プロジェクト
研究の集大成として、6/27(月)に、学食を管理する本学の施設課職員に向けて、リノベ―ションアイデアをプレゼンテーションしました。

1チーム目は、「心地よい学食」をテーマに、学食の設備・機能の拡充を図るアイデアを提案。
キャッシュレス決済方法を増やしたり、電子レンジや充電スポットの拡充、照明の色をあたたかみのあるものにしたりと、利用者にとってより使いやすく居心地の良い空間にする案を発表しました。

2チーム目は、「学生が運営に携わる」「教員やカウンセラーと話せるスペースの設置」「インテリアの工夫」というアイデアを発表。
特に、希望する教員やカウンセラーと食事をとりながら交流できるスペースを学食に設けるという提案は、施設課職員から「とても面白い」と好評でした。

3チーム目は、現状の学食を分析調査し、メニューの少なさ等の課題に着目。
学生たち自身がメニュー開発に携わる「フードプランナー」プロジェクトの実施、近隣商店街や飲食店との連携、在学生向けポータルサイト(TG-Navi)の中に学食予約機能を導入する、といった3つの改善策を提案しました。

4チーム目は、ボードゲームコーナーや、資格試験対策の情報・参考書を集めたコーナーなど目的別のスペースを学食に設けることで、学食を利用者にとって明るく魅力ある空間にするアイデア。
在学生が空いた時間に集まりたくなるような場所にする工夫を発表しました。

5チーム目は、実際に学食を利用し、分析して感じた「メニューの少なさ」や「学食に行くきっかけのなさ」といった現状の課題に対する改善策を発表。
食べたいものを食べたいだけ取るビュッフェ形式にしたり、友人の誕生日を祝う「バースデープレート」を用意したりするなどのアイデアを提案しました。
また、余ってしまった食材はお弁当にして1階で販売するなど、食料廃棄を減らしていく策も考えました。
全チームのプレゼン後、施設課職員からは「TG-Naviへの導入や近隣のお店との連携、お弁当の販売等、それぞれ面白い提案をしてくれた。リニューアルへの反映を検討していきたい」と、前向きなコメントがありました。
指導にあたった安藤准教授のコメント:
学生ならではの、様々な方向からのアイデアの提案があり興味深く感じました。「そもそも『食堂』ってなんだろう」「食堂に何ができるんだろう」という価値に踏み込む班もあり、意義のある会になったと思います。
学食は2023年4月のリニューアルオープンを予定。
今回の学生からの提案も踏まえ、魅力あふれる学食へとリノベーションが行われていきます。