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ウクライナの大学生と対話し、今後の支援を考える。ICP2年生×ウクライナ大学生オンライン交流の様子

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2022.08.08

6/30(木)4限、「Progressive English 1」(Alexandra Shaitan兼任講師、坂本ひとみ教授)にて、ICP(国際キャリアプログラム)2年生8名とウクライナの学生8名がオンラインで交流。
英語でお互いの文化やウクライナの現状について意見を交わし、理解を深めました。

今回のオンライン交流は、5/20(金)「児童英語教育ゼミ」(坂本ひとみ教授)にゲスト講師として迎えたウクライナのキーウ国立経済大学Denys Lifintsev准教授が、教え子たちに声をかけたことで実現。
ウクライナの学生は、ウクライナ以外にもアメリカ、ポーランド、イギリスなど世界各国の避難先から参加しました。
ウクライナの大学教員にリアルタイムで話を伺い、考える。坂本ゼミのオンライン講義

はじめに、参加者全員が趣味や大学での専攻について英語で自己紹介しアイスブレイク。
その後は、日本とウクライナの学生同士による対談の時間となりました。
ICPの学生から「ウクライナの伝統的な料理は?」という質問や、ウクライナの学生からの「日本の学生は大学が休みの期間は何をしているの?」という質問など、双方の国の文化や自分の趣味の話題で盛り上がりました。

ウクライナの伝統料理について質問するICP2年生

趣味の音楽について話すウクライナの学生

一方、ロシアの侵攻によって日常が大きく変わってしまったウクライナの学生たちが、現状に対する思いを話す場面も。
自由に行動できない苦しさや、避難するために家族や友人といった大切な人と離れて暮らさなくてはならない辛さを打ち明けるとともに、「ハードな状況だからこそ、前向きに考えることをやめない」と、力強い言葉で語りました。

オブザーバーとして参加していたLifintsev准教授は、学生たちが活発にコミュニケーションをとる様子を見て「今後もぜひ連絡を取り続けてほしい。ウクライナのためを思って行動してくれることに感謝している」とコメント。

Lifintsev准教授

オンライン交流後、本学の学生からは「ウクライナで、自分たちと同じ大学生が直面している問題や辛さを知った」「彼らのために何ができるのかを考え続けたい」という声が上がりました。
戦争によって被害を受ける同世代のリアルな言葉を聞いたことで、学生たちがウクライナの現状を身近な問題として受け止め、今後の支援を考える貴重な機会となりました。