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現代経営学部1年生13名が石坂産業(株)を訪問し、資源再生・環境教育の現場を体感!

産官学連携,現代経営

2024.04.02

2/14(水)、「SDGsリーダー育成プログラム」の一環として、現代経営学部の「プレゼンTOGAKU」代表学生ら1年生13名 が資源再生&環境教育に取り組む石坂産業株式会社を訪問。
同社の保有する、くぬぎの森環境塾、資源再生工場、くぬぎの森エリアを巡り、最後は循環型社会を考えるワークショップを行いました。

石坂産業(株)は、埼玉県で産業廃棄物の分別・分級・再資源化を行うプラントを運営し、環境教育活動に取り組んでいる企業です。

まずは「くぬぎの森循環塾」で、日本と世界の環境課題の現状と石坂産業(株)の取り組みに関するオリエンテーションを受け、ツアーが開始。

昔ながらの学び舎を再利用した「くぬぎの森環境塾」

オリエンテーションの様子

次に、資源再生工場(プラント)へ移動。
学生たちは地域との繋がりを意識した施設の有り方や、環境への配慮とその有用性の説明に大きな関心を寄せていました。

瓦屋根を再利用した床面に見入る学生たち

プラント内では、自家発電の電力のみで動くショベルカーの作業や、人間とロボットが並行してゴミの細分化作業を行っているエリアを見学。
電力供給の工夫で作業時の排気ガスを減らす、ロボットの導入で社員が働きやすい環境を作るなど、同社の先進的な取り組みとチャレンジ精神に、学生たちから驚きの声が上がりました。

さらに、「作る時や買う時に、捨てる時のことを考えれば、循環型社会がもっと良く回っていく」という話にも、熱心に耳を傾けていました。

工場見学後に移動した「くぬぎの森エリア」には、この1年間に園内のものだけで作られた腐葉土の山が。
すべてゴミにせず、有効活用して循環させていくという具体的な取り組みのひとつを見ることができました。

上質な腐葉土は同社のオーガニックファームで肥料として活用

オーガニックファーム産の食材で作る食堂メニューも同社の名物

最後は、4つのグループに分かれ、循環型社会を考えるワークショップを実施。
午前中の見学会で各々が得た気づきや興味関心を共有し、積極的な意見交換が行われました。

それぞれ「再生」「自然と美しく生きる」「循環型社会」「これからの社会のあり方」をテーマに発表。
全体テーマの「サステイナブルな大学を考える」に対しても、ゴミの分別や再利用について「現状、リサイクルされているにも関わらず、最終的にどう処理されて、何になっているのかが見えていない。」「自分たちがどれだけ活動に寄与していることが見えれば、多くの学生たちがもっと積極的に協力するのではないか」など、大学に対して大小さまざまな提案がされました。
それに対して同行職員から「大学としても検討していきたい」という前向きな反応がありました。

循環型社会に関する発表

同社社員からも、短時間でここまで話を掘り下げられた学生たちの発表に驚きの声をいただき、学生たちにとっても自信に繋がる良い経験になりました。

SDGsをテーマに12月に開催された「プレゼンTOGAKU」について、詳しくはこちら