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八塩ゼミ「Sカレ」への挑戦-目白大長崎ゼミとのリハーサルを経て臨んだ最終プレゼン

大学間連携,産官学連携,現代経営

2020.12.23

12/6(日)、現代経営学部「マーケティングとメディアゼミ」(八塩圭子准教授)3年生が参加する「Sカレ」の最終プレゼンイベント「冬カン」が開催されました。

「Sカレ(Student Innovation College)2020」は、八塩ゼミを含む25大学29ゼミ403名が企業や自治体などから出されたテーマに沿ってマーケティング戦略や新商品アイデアを競うというインカレゼミプロジェクトです。
八塩ゼミは、大正製薬株式会社の「リポD10万人獲得大作戦!」、株式会社DHCの「通販化粧品の若年層獲得戦略」、株式会社明成孝橋美術の「社会課題を解決する印刷製品」、株式会社日本旅行の「SDGsに貢献する旅行商品」、ニチレイマグネット株式会社の「インテリアマグネット商品」という5班に分かれて活動。
10月の「秋カン」(中間発表)を経てより良い企画を提案すべく話し合いやリサーチを重ねてきました。
秋カンの模様はこちら
八塩ゼミが産学連携インカレゼミ「Sカレ」に参加、facebookの「いいね」数を競い商品化を目指す

最終プレゼンに向けたリハーサルとして、八塩ゼミでは12/2(水)に目白大学の長崎秀俊ゼミ3年生との合同ゼミを実施。
長崎ゼミもSカレに参加しており、合同ゼミに参加した学生たちは、同じように悩んで試行錯誤している長崎ゼミ生の姿に刺激を受けた様子でした。

長崎ゼミとの合同ゼミの様子

そして迎えた12/6(日)「冬カン」当日、学生たちはそれぞれの企画を全力でプレゼンテーションしました。
中でも、審査員からの評価が高かったのが、DHCの課題に取り組んだチーム。
若年層のECサイト利用増に向けた施策として、近年需要が急増しているメンズメイクに着目し、性別にとらわれず使える「ECサイト限定のカスタマイズパッケージ」を提案しました。

この提案は惜しくも1位を逃したものの、発表した学生たち自身も企画やプレゼンテーションの完成度に手ごたえを感じており、結果発表後には「高校の部活以来の悔しさを味わった」というコメントが。
一方で、「必死になってやってきたからこその後悔だと思う」「マーケティングや商品開発に興味があり、今回初めて実践的な経験ができた」と、達成感も感じていたようです。

また、マーケティング学会の審査員から高評価を得たのが、明成孝橋美術のお題に取り組んだ班の提案。
社会課題を印刷物で解決する方法として、茨城県の魅力をカレンダー+ガイドブックという新商品でPRして地方活性化を目指すというアイデアでした。

リポビタンDチームは若者の疲労対策として「笑い」の効果に着目、SNSを活用した漫画大喜利プロモーション企画を提案。
勢いのあるプレゼンテーションで場を掴みました。

そのほか、SDGsに貢献する旅行商品として、「ノスタルジー」をテーマに大正・昭和・平成の三時代をテーマにしたサロンカーで行く尾道旅行を提案した班、コロナ禍の問題に着目してマグネットで取り付けられインテリア性にも配慮した「貼れるマスクケース」を提案した班も。


企業の方々・他大学の教員からの評価や、他大学の発表を聞くことで、自分たちの企画に足りない部分やビジネスを実現するために必要な要素を学生たち自身が発見する機会となりました。