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教育・研究
SNSフォロワーの獲得結果は?八塩ゼミ×横浜みなとみらいホールの産学連携最終報告会
2023.02.01
1/16(月)、現代経営学部「マーケティングとメディア研究ゼミ」(八塩圭子教授)と横浜みなとみらいホールによる産学連携プロジェクトの最終報告会を実施。
八塩ゼミ3年生4チームが、それぞれの企画概要と効果測定結果、今後に向けたマーケティング戦略の提案などを発表しました。

当日は、横浜みなとみらいホールの新井鷗子館長、チーフプロデューサーの菊地健一氏、広報担当の伊藤啓太氏に来学いただきました。

前列左から菊地氏、新井館長、八塩教授、伊藤氏
最初にプレゼンしたのは、「横浜ハロウィンでのパブリックビューイング」企画を提案したチーム。
4チームで唯一、今年度の実施は叶わなかったものの、他チーム企画のプレスリリース作成や会場装飾、コンサート運営サポート等、様々な場面で縁の下の力持ちとして立ち回ったチームです。
その立場を生かして、今回のプロジェクト全体についての総括を行ったほか、次年度以降の「横浜ハロウィン」実現に向け、改めて企画提案を行いました。

トップバッターを務めた「おとうふカンパニー」の発表
次に発表したのは、トリックデザインを使ったフォトスポット企画を実現させたチーム。
ホールからの依頼と来場者層を踏まえ、制作会社探しからデザイン・発注・組み立てまでを1カ月半という短期間で、ホールの象徴であるパイプオルガンを活かした「映えスポット」を創り出しました。
発表では、最終費用の報告に加え、来場者の撮影タイミングやSNSでのハッシュタグキャンペーンなどの分析結果も報告。最後に、今後の活用提案を行いました。

チーム「 Erfolg」(エルフォルグはドイツ語で成功を意味する)の発表
次は、12月に行われたクリスマスコンサートでのプレゼント企画を実施したチームが登壇。
実現までの企画コンセプト変更経緯、SDGsを意識したプレゼントの手配、学生自身が手を動かすことでのコスト削減・予算内での実施といった取り組みを総括後、クリスマスコンサートの来場者数とプレゼント企画の結果、来場者アンケートの分析結果等を報告しました。

プレゼント企画が来場者から好評を博した「Family ties」チーム
最後に登壇したのは、同ホールのマスコットキャラクター「みなトラくん」を使ったSNS発信に取り組み、11月のフォロワー数がTwitterで+320、Instagramで+124という結果を残したチーム。
Twitter、Facebook、Instagramを比較した効果分析の結果を発表し、今後の発信方針やSNS活用法、みなトラくんのロイヤリティを生かした企画の提案を行いました。

ホール公認のSNS発信を続けたチーム「みなトラ」の発表
新井館長からは、「ハロウィンイベントは横浜市と連携して実施を目指したい」という嬉しい言葉が。
その他のチームについても個別に講評をいただき、「今後は私たちスタッフが(企画を)引き継ぎ、ホールを盛り上げていくので、ぜひお客様として来ていただきたい」と温かなコメントを頂きました。

新井館長からの講評を聞くゼミ生たち
10カ月という長期間にわたるプロジェクトに取り組んだ今年度の八塩ゼミ。
横浜みなとみらいホール全面協力のもと、企画提案から実施まで実践させていただいたことは何にも代えがたい経験となったようです。
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