一流講師・文化人に学ぶ教養講座
対面とオンラインで同時開講(無料)
2021年度、文京区・本郷で95年の歴史を持つ東洋学園大学で公開講座を開催。
今期は本郷キャンパスでの対面講座とオンライン講座を同時に実施するハイブリッド型で開講します。
学問領域にとらわれない幅広い教養(リベラルアーツ)を、一流の講師から無料で学べる機会です。
社会人として知識や教養の幅を広げ、人生を豊かにする学びに参加してみませんか。
4/17(土)
開催時間 13:00~14:15
終了しました望まれる借金とは何か? ―MMT理論から読み解くお金の話
- 講師
- 東洋学園大学 准教授木村 昭興 氏
日本の財政が危機的な状況であるとして、借金の多さが問題になっている。しかし、借金の多さが、本当に日本の財政を危機的な状況にしているのだろうか。現在、お金の専門家の間でMMT理論(現代貨幣理論)が注目されている。MMT理論は、自国でお金を発行できる国では財政破綻することがないと主張する異色の経済理論である。本講座では、MMT理論から借金について考える。
4/24(土)
開催時間 13:00~14:15
終了しました公共交通の展開から振り返る都市としての「東京」
- 講師
- 東洋学園大学 准教授小林 大祐 氏
「東京」は世界有数の巨大都市である一方、混沌とした側面を持つなど、さまざまな課題を抱えている。それゆえ、今後のまちづくりに注目が集まるが、将来像を考える際には、これまでの「東京」の軌跡を改めて振り返っておくことも重要である。そこで、都市としての「東京」がどのように形成され、どういった展開を経て現在の姿に至っているのかについて、公共交通の展開を手掛かりとしながら繙いていく。
5/15(土)
開催時間 13:00~14:15
終了しましたSDGs実現への期待とESG
- 講師
- 東海大学大学院人間環境学研究科 教授勝田 悟 氏
経済は社会を効率化させたが、地球規模の自然や生活へ変化を起こさせるリスクも高めた。自然も、経済もちょっとした変化で互いに大きく影響する非常にナイーブなものである。2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発のための目標)」は、人類が取り組まなければならない環境保全、貧困絶滅などを定めている。講演では、2006年に国連責任投資原則で提唱されたESG投資の近年の急拡大も踏まえてSDGsへの期待を考える。
5/22(土)
開催時間 13:00~14:15
終了しましたことばの力
-人類の歴史と感染症、その生活
- 講師
- JT生命誌研究館館長 歌人永田 和宏 氏
人類の歴史は、一貫して感染症との戦いの歴史であったと言っても過言ではない。その時々に莫大な犠牲を払いながら、それでも強かに生きしのいできた。100年に一度と言われてきたパンデミック(世界的感染爆発)も、こうして実際に起こるものであることを嫌でも実感、経験しなければならない。今回のコロナ禍で明らかになったように、人と人との関係、働き方の変化を含めて、これが終息したのちも社会は大きく変わっていくはずである。そんな状況のなかで、「ことば」がいかに大きな力を持つか、そんなことを歌(短歌)の実例などをあげながら、紹介してゆきたい。
6/5(土)
開催時間 13:00~14:15
終了しましたコロナ時代のアフリカと医療
- 講師
- 東洋学園大学 専任講師玉井 隆 氏
なぜアフリカにおける新型コロナ被害は「案外」少ないのか?なぜアフリカには新型コロナに対応するための医療資源やワクチンがなかなか届かないのか?「現場」の貧しい人々は新型コロナにどうやって対応しているのか?本講演では、こうした疑問を検討しつつ、アフリカにおける新型コロナ対応をめぐる最新状況を紹介する。
6/12(土)
開催時間 14:00~15:15
終了しました魅惑の低音楽器~コントラバス講座
- 講師
- NHK交響楽団、桐朋学園大学准教授市川 雅典 氏
一番大きな弦楽器であるコントラバスはオーケストラやアンサンブルで最も低い音を担当する。普段あまり目立たない存在だが、実は人の声に近い甘い音色で美しく歌うこともできる。講演では楽器の歴史、構造、役割を解りやすく解説しながら、グノー作曲アヴェ・ マリア、サン=サーンス作曲の白鳥 などのクラシックの名曲に加え、お洒落でスイートなジャズ曲をリアルタイムで演奏する。コントラバスの魅力に触れる一時間をご一緒に!
6/26(土)
開催時間 13:00~14:15
終了しました和ガラス:粋なうつわ、遊びのかたち
- 講師
- 富山市ガラス美術館副館長土田 ルリ子 氏
日本のガラスの歴史は弥生時代に遡り、2000年余にわたり、様々な発展を遂げた。丸玉・管玉・勾玉などの装身具に始まり、仏教的な荘厳具にも取り入れられたが、江戸期のガラスは、舶載されるヨーロッパの精良なガラスに憧れて本格的に生産され、また多様化を極めた。中には、現在作られることのなくなってしまった洒脱なうつわや遊び心溢れる道具類も少なくない。江戸期を中心に、和ガラスの粋をご紹介する。