Public Lecture Series
―Liberal Arts―

公開講座(リベラルアーツ)
2023年度

教養の扉を開く
~一流講師の知にふれる、珠玉の講義~
対面とオンラインで同時開催
(無料)

様々な教養(リベラルアーツ)を一流講師・文化人から学ぶ東洋学園大学の公開講座です。
2023年度も多くの方々に生涯学習の機会を提供するため、都心の本郷キャンパスで全7回にわたって開催します。毎回オンラインでライブ配信しますので、オンライン参加も可能です。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

5/13(土)

開催時間 13:00~14:15

オックスフォードからみた世界-ポストコロナとウクライナ- ©井上実佳

終了しました

オックスフォードからみた世界
-ポストコロナとウクライナ-

講師
東洋学園大学 グローバル・コミュニケーション学部 教授井上いのうえ 実佳みか

2022年度、英国オックスフォードに滞在した経験から、皆様と彼の地を旅したいと思います。英国は「ポストコロナ」、女王崩御、首相の2度交代と揺れました。2022年2月にはロシアがウクライナへ侵攻しました。7年連続世界一に選ばれているオックスフォード大学はこれらにどう向き合っているでしょうか。生活を通して見えた英国社会、国際関係、日本への眼差しをお届けできれば幸いです。食や音楽、アートの話題も盛りだくさんです!

5/20(土)

開催時間 13:00~14:15

抹茶茶碗のうんちく:歴史性・科学性 所蔵 岡本浩一氏

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抹茶茶碗のうんちく:歴史性・科学性

講師
東洋英和女学院大学人間科学部教授・裏千家淡交会巡回講師・裏千家学園茶道専門学校理事岡本おかもと 浩一こういち

抹茶茶碗は、価格5000円のものから、2億円を超えるものまであります。古くから「一井戸、二楽、三唐津」「一楽、二萩、三唐津」などと言われ、井戸茶碗、楽茶碗が最高とされています。
本講義では、抹茶茶碗の分類を軸に、歴史性と、飲用器としての科学性の考察を披露します。

5/27(土)

開催時間 13:00~14:15

「大変革の時代」にどう立ち向かうのか?~ポンコツな日本型組織の課題と変革~

終了しました

「大変革の時代」にどう立ち向かうのか?~ポンコツな日本型組織の課題と変革~

講師
一般社団法人官民共創未来コンソーシアム理事箕浦みのうら 龍一りゅういち

著しく進化する情報通信技術(ICT)は、世界を変えます。DX(Digital transformation)とは、「デジタル技術を活用すること」ではなく、デジタル技術が存在することによって「世界が変わること」と捉えるべきなのです。
世界は、私たちが当たり前で変わらないと思ってきた多くの事柄を一変させています。世界では、既存の価値序列が急速に無価値化し、次の時代に向けた新しい価値創造が生まれ始めています。
同時に、長年誤魔化し、許容されてきた古いやり方がもはや通用しない時代を迎えています。
そのような中、「DX」が多くの組織で課題とされていますが、本当に変わらなくてはならないのは何なのでしょうか?
デジタルに限らない大きなトランスフォーメーションの動きの中で、大きく立ち遅れる伝統的日本組織はどう変革していく必要があるのかについて、お話しします。

6/3(土)

開催時間 13:00~14:15

幻の流星群を追って 撮影:和歌山市・津村光則氏

終了しました

幻の流星群を追って

講師
国立天文台上席教授渡部わたなべ 潤一じゅんいち

流星群というと、夏のペルセウス座流星群や冬のふたご座流星群のように、毎年出現するイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、歴史上わずかな目撃例しかない流星群もあります。1956年に南極観測船上で目撃された「ほうおう座流星群」や、1930年に京都・花山天文台で観測されたきり、その後は現れなかった「ヘルクレス座タウ流星群」などです。これら幻といわれた流星群の謎が次第に解明されつつある研究の最前線を紹介します。

7/1(土)

開催時間 13:00~14:15

次世代にどんな社会を手渡すか-ジェンダー平等の明日

終了しました

オンラインのみ

次世代にどんな社会を手渡すか-ジェンダー平等の明日

講師
東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長上野うえの 千鶴子ちづこ

のびのびと育った若い娘たちが、「こんなばかげた差別はガマンできない」とフラワーデモやオンライン・アクティビズムを積極的に担っています。年長の世代も「こんな差別はわたしたちの世代で終わりにしたい」と言い始めました。差別は人間がつくりだす。それをやめさせるのも人間。どうすればよいのか、をご一緒に考えましょう。

7/22(土)

開催時間 13:00~14:15

ニーチェ『悲劇の誕生』を読む

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ニーチェ『悲劇の誕生』を読む

講師
東洋学園大学 人間科学部 准教授飯田いいだ 明日美あすみ

『悲劇の誕生』は1872年に執筆されたドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェの処女作です。
『ツァラトゥストラはこういった』や『道徳の系譜』といった後期著作は有名ですが、『悲劇の誕生』を読んだ方は多くはないかもしれません。ニーチェの思想がどのように誕生したのか、その背景と共に内容を紐解いていきましょう。

8/5(土)

開催時間 13:00~14:15

学歴と賃金格差:大学教育にこれから求められること

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学歴と賃金格差:大学教育にこれから求められること

講師
東洋学園大学 現代経営学部長・教授田中たなか いわお

学歴間賃金格差の存在は統計的に支持されることが多いです。なぜ大学卒の労働者は高校卒の労働者に比べて賃金が高いのでしょうか。教育の経済学(労働経済学)では、人的資本投資と共に、アビリティー(ability)、あるいは能力がそのことを説明するひとつの要因であると考えます。しかし、本当に大学に進学すれば賃金が高くなるのでしょうか。高等教育の役割という視点からお話しし、現代経営学部の新しいカリキュラムについても紹介したいと思います。